ハピネット、2021年3月期連結業績予想の上方修正を発表 通期営業利益は35億円の見込み

ハピネット

新型コロナウイルスの影響で利益率の高いアミューズメント事業が苦戦も、Nintendo Switchの関連商品の販売好調などで大幅な増益の見込み。

株式会社ハピネット(以下、ハピネット)は、新型コロナウイルスの影響で発表を控えていた2021年3月期第2四半期(累計)の連結業績予想数値と2021年3月期通期の連結業績予想を発表した。

2021年3月期第2四半期(累計)の連結業績予想数値は、売上高1100億円、営業利益16億円、経常利益15億円、親会社株主に帰属する四半期純利益9億円に、2021年3月期通期の連結業績予想は、売上高2400億円、営業利益137億円、経常利益35億円、親会社株主に帰属する四半期純利益21億円になる見込みとのこと。

ハピネット 業績予想

2021年3月期第2四半期累計期間の連結業績予想については、売上高はビデオゲーム事業が巣ごもり需要でNintendo Switch関連商品を中心に好調に推移していることや、2019年11月1日付で株式会社イリサワの株式を取得(子会社化)して、模型玩具卸売事業に参入したことにより、前年同期を上回る見込みになった。

営業利益と経常利益に関しては、利益率の高いアミューズメント事業が外出自粛やインバウンド需要の低下などにより、低調に推移していることで、前年同期を下回る見込みとのこと。親会社株主に帰属する四半期純利益は、前年同期に特別損失としてハピネット設立50周年記念費用の計上があったことから、増益の見込みだ。

通期の連結業績予想に関しては、当第2四半期までの市場動向が継続するとともに、アミューズメント事業が段階的に回復していく想定のもと、適正在庫の維持、在庫処分の減少、業務改革によるローコスト体制の構築を行なうことで、売上高、利益面ともに前期を上回る見込みとのこと。

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