参加者それぞれの個性や価値観を理解・共感し、相手の「人間性」に焦点をあてたコミュニケーション力が養えるカードゲームを開発。
株式会社セガ エックスディー（以下、セガ エックスディー）は、医薬品のグローバルリーディングカンパニーであるノバルティスの日本法人、ノバルティス ファーマ株式会社（以下、ノバルティス ファーマ）と、社員研修や日常の業務中に社員のコミュニケーション能力向上に活用できるカードゲーム『emotcha（エモッチャ）』を共同開発したことを発表した。
『emotcha』は、カードゲームを通して参加者それぞれの個性や価値観を理解・共感し、相手の「人間性」に焦点をあてたコミュニケーション力を養うことができる商品で、ゲームを楽しみながら、その時々の参加者の組みあわせによって応用力が養えるというものだ。
ノバルティス ファーマでは、予測不能で変化の激しい環境において、イノベーションを継続的にうみだすことができる企業文化の変革と人材開発に取り組んでおり、自由な発想がうまれるような人及び組織づくりのためには、論理性だけでなく「相手の価値観を引き出す、そして相手と共感でつながる」コミュニケーションが求められているという。
昨今は、新型コロナウィルス感染症の拡大を受けて、ノバルティス ファーマに在籍する3000人以上の社員の働き方に大きな変化があり、オンラインであらゆるステークホルダーと対人関係を構築するためには、“共感でつながるコミュニケーション”が一層大事になり、「共感力を高める」ツールとして、ゲーミフィケーション・テクノロジーに着目していた。
セガ エックスディーでは、ゲーミフィケーションを「意外性と共感性を生み出す」ものと広くとらえており、長年蓄積した技術を活用して人材育成分野での貢献を検討しており、今回、人材育成への貢献につながる新たなゲーミフィケーションを模索する、という共通のコンセプトのもと、両社で『emotcha』を共同開発となったという。
今後、『emotcha』は、ノバルティス ファーマの研修プログラムで採用され、将来的には、海外拠点の活用を可能にする多言語化に加えて、ゲームシステムをベースにしたオンライン版の開発も検討していくとのこと。
