◆12月中旬~下旬の『Ingress』ニュース
☆次の国内公式イベント開催地、3月28日、京都と発表される
https://plus.google.com/u/0/events/cnib4ojejjvc10sfk2ok8m60glk
#Darsanaからわずか1週間後の12月20日、Ingress公式Google+において、次の開催地は京都(しかもPrimary Site)と発表されました。次のストーリーが発表されていないので、どのような形のイベントになるかは現時点では不明ですが、すでに1000人を越えるエージェントが名乗りを上げています。社会人にとっては年度末ですが、有給休暇を残しておく必要がありそうです。
☆Google Playにバージョン1.67.0が登場
12月19日に、Android版が先行して1.67.0が登場しました。iOS版は1.66.0のままです。新機能として「News Bulletins」とありました。詳細は次回お伝えします。
☆Seerの実績カウントが年内で一時更新停止
https://plus.google.com/u/0/+Ingress/posts/J9ENs86a4Ma
既存のポータルの倍以上の新規ポータル申請、審査待ちが実に600万もあるということで、審査処理を高速化するために一時停止するようです。実際、iOSスタート組は新規申請がなかなか大変で、Goldの200個を獲得するのも絶望的な状況でしたが、先日新しいメダルが増えたのでレベルアップには大きな影響はないと思われます。
☆AXA Sheildが登場、最強のSheildへ
https://plus.google.com/u/0/115880454950193571355/posts/DuaPvjFukWw
既報のとおり、保険会社のAXAと『Ingress』が公式に提携し、AXAの所在地がポータルとなるようです。AXAポータルをHackすることにより入手できる新たなシールドがリリースされました。性能的には現在のVery Rare Portal Sheildよりも強力で1.1倍の強度を持つようです。日本におけるAXAポータル追加は2015年からで、現在はAXAポータルでなくても超低確率で通常ポータルからのHackでも出ると言われています。実装されてからのお楽しみですね。
☆モバイルバッテリーのAnkerが再びエージェントへ向けてアプローチ
https://plus.google.com/u/0/114663344536204280808/posts/TYX1nXZpNbp
モバイルバッテリーのAnkerが再び『Ingress』エージェントのために『Ingress』公認プロモーションを実施しています。購入の際に陣営別のプロモーションコード(上記リンク先に記載)を入力すると販売価格の10%オフとなります。
コードの有効期限は2014年12月31日購入分までということで(あとわずか!)、モバイルバッテリー購入に躊躇していた方はこの機会にいかがでしょうか?
◆『Ingress』史上最大規模となった公式イベント#Darsana~あるResistanceの1エージェントレポート~ 後編
(5)クラスター3・デッドドロップを探せ!
クラスター2の終了後、ゾーンCのクラスター3となる代官山駅周辺への移動中、本部とリーダーの情報共有に使っていたSNSにて1枚の写真が送られてきました。それはデッドドロップが置かれた場所を示す写真でした。
デッドドロップは得点が10倍になる「ボラタイルポータル」の情報が入っている封筒で、これをおさえるのが勝利への一歩となるものでした。『Ingress』公式Google+にてヒントとなる写真がクラスター開始直前に公開され、それをもとに探し出すというものです。現場ではGoogle+を見ている余裕がない為、SNSを通じて情報を共有していました。写真を見ると石柱の根本にイチョウの落ち葉と共に封筒があり、それがデッドドロップだと思われました。クラスター3の担当エリア内で同じような場所がないかグループ全員で探してみましたが、写真に写っているような場所、特に色づいているイチョウがなかったため、担当エリア内では存在しないと結論し、クラスター3の戦い準備の為、ポータル位置、人員配置などを確認していました。そんな中、別の写真から複数あるうち、ほかの場所のデッドドロップの場所が特定され、代官山駅周辺のゾーンC、クラスター3のボラタイルポータルが「ローソン代官山駅前店」であることがわかり、担当エリアのグループ+専門チームが確保に向かいました。
このときのデッドドロップの現物は攻略サイトIngressjp.blogspotさんで紹介されています(こちらの管理人desire3さんはResistance陣営の作戦本部担当でした)。
私たちのグループはそちらの動きとは連動せず、自分たちの担当ポータルを確保すべく、準備し、計測時間である16時前より戦闘を開始しました。こちらでもクラスター2と同様に明らかにEnlightenedの人数の方が多く、終始苦戦を強いられました。いったんポータルを確保すると、以後の作業はレゾネーターの追加、上書き、壊され続けるポータルシールドを挿しつづけることでした。
逆にEnlightenedに確保されてしまうと、ポータルを中立化させたと思ってレゾネーターを挿そうとDeployしようとしても、すでにEnlightenedのレゾネーターが挿さっており、取り返すのが困難でした。
スキャナー上で見る限りのポータル支配率は3割もなかったように感じました。
(6)クラスター4、終戦。そして頒布会の準備へ
クラスター3の代官山駅周辺。クラスター4の猿楽町~南平台町の旧山手通り沿いのエリアへは、それまでのクラスター間と違い若干距離がありましたが、計測時間20分前にはグループの担当エリアへ到着し、ポータルの確認と配置確認を行なうことができました。クラスター4が最終戦となる為、全員のXMP Burster、Resonator、各種MODの在庫確認を行なったところ、サーバーラグによる遅延などのため、思っていた以上に物資が残っていました。
「最後の戦いなので遠慮なくすべて使い切るつもりでいましょう」と意識を共有し、戦いに備えました。ただ、私はこの後のアフターパーティー会場で頒布側として頒布会への準備・参加がありましたので、クラスター4はグループのメンバーに戦いを任せて、一足先にアフターパーティー会場となったベルサール渋谷ガーデンへ移動しました。移動途中、旧山手通り沿いには多くの両陣営のエージェントが最後の戦いを前にスキャナーを眺めて待機しており、また楽しそうに談笑している姿が見えました。
アフターパーティー会場となったベルサール渋谷ガーデンに到着し、地下ホールへ。広い頒布会会場は端から端まで一列に机が並べられて、机にはエージェント名が書かれた紙が貼ってありました。当初の案内では受付番号順に並ぶようなイメージで連絡があったのですが、実際にはエージェント名のアルファベット順に並んでいたこともあり、エージェント名が「V」な私は、会場のほぼ一番端が頒布スペースとなっていました。
普段参加している同人誌即売会とほぼ同じような形で頒布品を広げてスペースを作り、作り終えた後は開場を待つまでの間、他のエージェントがつくったグッズや同人誌をチェックして……そのできばえに驚愕。自分のところのグッズの仕上がりで、エージェントのみなさんに受け入れてもらえるのかと不安になったりしていました。
ホールの逆サイドにはローソンが出店しており、食べ物や飲み物、Ingress公式Tシャツなどを販売するようでした。
(7)アフターパーティーと結果発表。その後のResistance忘年会へ
17時15分ごろから、クラスター4を終えたエージェントが会場へ集まってきました。頒布会の開始は17時30分から行なうよう指示があったため、それまでは頒布せずに待っていましたが、隣のスペースがすでに大変な行列に。隣の頒布物は猫をモチーフにしたバッジだったのですが、かわいく出来上がっており、また前回の世界イベントであった「Artifact #Helios(ヘリオス)」で世界中のエージェントへそのイラスト(HELCAT)が発信されていたため、国内エージェントだけではなく海外からの遠征エージェントが列をなしていました。
頒布開始時間になり、自分のスペースにも少しは人だかりができて作ったグッズを購入していただけました。自分がResistanceなもので、Enlightened向けはあまり作っていなかったのですが、それでもたくさんの方々に見ていただけました。またこのとき、今までGoogle+や『Ingress』でのお互いの攻撃レポートでしか接点がなかったEnlightenedのエージェントの方々とたくさんお会いすることができ、健闘をたたえあうことができました。普段はお互いを攻撃しあう敵同士であっても、イベントでは笑顔で語り合えることは素晴らしいことだと思います。
持ちこんだグッズの在庫もわずかとなったころ、ドアを隔てたCホールにて今回の東京の結果発表が始まりました。
結果発表の前に特別賞として、1週間でもっとも歩いた距離が長い(Distance Walked)エージェント、もっともPortals Capturedが多いエージェント、それから、会場にいたレベル16エージェント(なんと9名!)にプレゼントが渡されました。
会場を埋め尽くした両陣営のエージェントが固唾を呑んで見守る中、ジョン・ハンケ氏が結果を発表しました。
ポータル支配率はResistanceが上回っていたものの、巨大CFで日本を囲い、そのボーナスでの+40%のポイントアップが効いてのEnlightened勝利となりました。また#Darsanaシリーズ全体としての結果については、ResistanceがElightenedをダブルスコアで圧倒し勝利となりました。
この結果発表にてアフターパーティーは終わり、Niantic Labsの公式イベントとしてはここまででしたが、Resistance陣営はこの後六本木にて巨大忘年会を行ないました。会場の都合で事前に参加申し込みが必要だったため、当日知った方は参加できませんでしたが、それでも300名近いエージェントが会場に集まりました。
入場を待つ間、周辺ポータルをHackしていましたが、当然Resistanceが集まる場所であったため、周辺はすべてLevel8のポータルになっていました。Darsanaで使った資材を少しずつ補給していると入場時間となり、会場へ入りました。
入場が終わったのち、来賓としてモバイルバッテリーや充電器でおなじみのAnker Japanの方が来られて乾杯の音頭を取られ、会場では共に戦ったエージェントが労をねぎらい、思い思いに語り合い交流を深めました。このとき、前回のイベント#Heliosで一緒に戦ったエージェントのみなさんや、普段はGoogle+だけでの交流だったみなさんなどとも改めて挨拶してまわりました。
忘年会中に抽選会が行なわれ、Anker提供のモバイルバッテリーやUSBケーブル、それから、各エージェントが用意した景品が提供されていました。よくあるビンゴ大会とは違い、『Ingress』の各実績とその下二桁の数字があったエージェントに景品が配られていました。
私もここで帰途へつき、帰宅後余韻に浸ることなく疲れから泥のように眠りにつきました。
今回のイベントは関係者全員が語ったように参加人数は『Ingress』至上最大規模のイベントとなりました。またほかの開催地では行なわれたことが無かった公式イベント内での『Ingress』グッズの頒布会など、類を見ないイベントともなりました。
クラスターによってはいくつかのトラブルもあったようですが、全体としては大成功だったと思います。陣営が分かれての戦いですので勝敗こそ決しますが、アフターパーティーでのエージェントの皆さんの笑顔は、陣営を超えて楽しんだすばらしいものだったと思います。
イベントの準備に奔走したNiantic Lab.のみなさん、各陣営のエージェントの代表の方々、それをサポートしたエージェントの方、そして当日参加したエージェント、各地方で裏方として奔走したエージェントのみなさんお疲れ様でした。
「次は国内でもResistanceが勝つ!」