ネクソン、『メイプルストーリー』など主力タイトルの貢献で営業利益958億円 2020年12月期第3四半期決算

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『メイプルストーリー』『風の王国:Yeon』などの主力タイトルの貢献で、過去最高の第3四半期連結期間の売上収益を更新。

株式会社ネクソンは、2020年12月期第3四半期決算短信(連結)を11月10日(火)に発表した。当第3四半期連結累計期間の売上収益は2266億4000万円(前年同期比13.7%増)、営業利益は958億6100万円(同6.5%増)、税引前四半期利益は1095億6800万円(同13.4%減)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は860億400万円(同23.5%減)となった。

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経営成績に関する説明

当第3四半期連結会計期間は、「大規模マルチプレイヤーオンラインゲームへの注力」「PC、コンソール及びモバイルなど、あらゆるプラットフォームでのサービス提供」「自社IPの活用」「特別に価値のある新規IPへの投資」といった集中戦略の効果に加え、『メイプルストーリー』『風の王国:Yeon』『EA SPORTS FIFA ONLINE 4(以下、FIFA ONLINE 4)』『KartRider Rush+』などの主要タイトルが業績に貢献して、過去最高の第3四半期連結会計期間の売上収益を更新した。

ネクソン 成長戦略

また、業績予想に含めていた『アラド戦記モバイル』からの寄与がなかったものの、韓国事業が業績をけん引し、売上収益は前年同期比で増加した。

ネクソン 売上構成

各国の業績は以下。

韓国
PCオンラインゲームの主力4タイトルすべてが好調で、『メイプルストーリー』『アラド戦記』『サドンアタック』の売上収益が、全て前年同期比二桁成長し、『FIFA ONLINE 4』もPCとモバイルをあわせた売上収益が、2018年第3四半期連結会計期間との比較で大きく成長した。

当第3四半期連結会計期間にリリースした『風の王国:Yeon』が好調に推移したことに加え、第2四半期連結会計期間に配信した『KartRider Rush+』や『EA SPORTS FIFA MOBILE(以下、FIFA MOBILE)』、前第4四半期連結会計期間に配信した『V4』が増収に寄与した。

中国
『KartRider Rush+』が前第3四半期連結会計期間と比べて減収したことを主な要因として、売上収益が減少した。

主力PCオンラインゲームの『アラド戦記』については、7月の夏季アップデ―ト、9月末から行なっている国慶節アップデートなど、ユーザー指標の安定化と改善を目的とした施策を講じたが、3月の大型アップデートの効果が薄れ、ユーザーの定着が悪くなったこと、ユーザー認証プロセス、ボット制裁の継続的な強化などから、アクティブユーザー数と課金ユーザー数が前年同期比で減少した。それに加えて、ライトユーザーの割合が低くなり、課金ユーザー1人あたりの平均月間売上高が増加したが、国慶節のパッケージ販売も減少したことなどから、売上収益は前年同期比で減少した。

ネクソン 韓国 中国

日本
主に連結子会社だった株式会社gloops(以下、gloops)の売却に伴う減収により、売上収益が前年同期比で減少したが、gloopsの売却の影響を除くと、増収となった。

北米及び欧州
主に『メイプルストーリー』の増収と、第2四半期連結会計期間にリリースした『KartRider Rush+』、当第3四半期連結会計期間に配信した『V4』の増収により、売上収益は前年同期比で増加した。

その他の地域
主に第2四半期連結会計期間に配信した『KartRider Rush+』、第1四半期連結会計期間に台湾や香港、マカオで、当第3四半期連結会計期間にグローバルで配信を開始した『V4』、また、『メイプルストーリー』の増収により、売上収益は前年同期比で増加した。

ネクソン 日本 北米 その他

関連サイト

株式会社ネクソン公式サイト
2020年12月期第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結)
2020年12月期第3四半期決算説明資料

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