マッチング事業の成長が業績に貢献。ゲーム事業に関しては、新規開発を凍結したほか『ぼくとドラゴン』と『猫とドラゴン』をドリコムへ譲渡。
株式会社イグニス(以下、イグニス)は、2020年9月期決算短信(連結)を11月12日(木)に発表した。当連結会計年度における売上高は56億8345万円(前期比2.0%増)、営業損失は2億3212万円(前期は営業損失7億4469万円)、経常損失は5億5396万円(前期は経常損失8億6765万円)、親会社株主に帰属する当期純損失は9億8022万円(前連結会計年度は親会社株主に帰属する当期純損失6億3117万円)だった。
経営成績に関する説明
イグニスグループは、当期より、報告セグメントを従来の「スマートフォンアプリ事業」の単一セグメントから、「マッチング事業」「エンターテック事業」「ゲーム事業」の3区分に変更した。
これは、2019年11月13日に行なった取締役会において、株式会社スタジオキングが展開するゲーム事業の譲渡に関する基本合意を決議したように、事業環境や規模の変化に迅速かつ適切に対応し、事業の選択と集中による早期収益化の実現をはかり、経営管理手法を見直したことによるもの。
当期については、前期に引き続き高成長を続けているマッチング事業が、売上高と営業利益に大きく貢献した。
エンターテック事業に関しては、バーチャルライブアプリ「INSPIX LIVE」の大型アップデートに向けた開発投資を積極的に行なった。
一方で、事業の選択と集中の観点から、ゲーム事業で、新規開発を凍結し『でみめん』のサービスを終了した。それらに加え、『ぼくとドラゴン』と『猫とドラゴン』の2タイトルに係る事業などを、2020年3月2日に株式会社ドリコムへ譲渡した。