壽屋、「鬼滅の刃」フィギュアや「メガミデバイス」プラモデルの販売好調で営業利益8100万円 2021年6月期第1四半期決算

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アジア地域における販売好調で海外売上が増加。コロナ禍による直営店舗の来店客が減少も、通信販売の売上が増加。

株式会社壽屋(以下、壽屋)は、2021年6月期第1四半期決算短信(非連結)を11月13日(金)に発表した。当第1四半期累計期間の業績は、売上高は18億5435万円(前年同期比15.8%増)、営業利益は8160万円(前年同期は営業損失9779万円)、経常利益は8942万円(前年同期は経常損失1億551万円)、四半期純利益は5985万円(前年同期は四半期純損失7645万円)となった。

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経営成績に関する説明

卸売販売の国内では、大人気アニメ「鬼滅の刃」のフィギュアとして竈門炭治郎や竈門禰豆子(「禰」は「ネ」 +「爾」が正しい表記)に続き、2020年8月に発売した我妻善逸が売上に貢献した。

自社IP製品についても、「メガミデバイス」より相河愛花や一条綾香、兼志谷シタラ[天機]Ver.カルバチョートを発売し、引き続き好調な推移となった。その他、自社IP製品である「フレームアームズ・ガール」と、その関連製品である「フレームアームズ」や「モデリング・サポート・グッズ」なども堅調に推移したことで、業績をけん引した。

海外の北米地域に関しては、新型コロナウイルス感染症の拡大による影響が続いているが、フィギュア製品、プラモデル製品の売上が堅調に推移したそうだ。

アジア地域においては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響も販売活動については限定的で、プロモーション活動を行なうと共に、販売チャネル拡大を推進した結果、フィギュア製品の売上が好調だった。また、国内と同様に「メガミデバイス」などの自社IPのプラモデル製品も好調な結果となった。

直営店舗による小売販売に関しては、コロナ禍におけるインバウンド需要の減少を主な要因とする来店客数の大幅な減少により、売上は伸び悩んだとのこと。店舗運営においては、引き続き新型コロナウイルス感染症の拡大予防のため、定期的な換気や消毒、レジ前に飛散防止シートを設置するなど、衛生管理やスタッフの健康管理を徹底して行なったとのこと。

ECサイトによる通信販売では、巣ごもり需要と他社との差別化として直営店舗限定商品や特典の開発を積極的に推進したことで、売上は好調に推移した。

また、新たな自社IPの取り組みとして、2020年8月に、新オリジナルプラモデルシリーズ「創彩少女庭園」のバーチャル展示会を行なった。また、9月には、コトブキヤの最新情報が体験できるオンラインイベント「コトブキヤONLINE」を開催し、新オリジナルプラモデルシリーズ「アルカナディア」の原型を公開した。

関連サイト

株式会社壽屋公式サイト
2021年6月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
2021年6月期第1四半期決算説明資料

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