三洋堂HD、巣ごもり需要やコミックの販売好調で大幅な利益増 営業利益約3億円 2021年3月期第2四半期決算

三洋堂ホールディングス

巣ごもり需要やコミック部門の好調で増収になった部門が多数。新規事業部門においてはフィットネス店舗の営業自粛などで大きく減収。

株式会社三洋堂ホールディングスは、2021年3月期第2四半期決算短信(連結)を11月13日(金)に発表した。当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高102億300万円(前年同期比7.1%増)、営業利益2億9400万円(前年同期は営業損失8900万円)、経常利益3億1800万円(前年同期は経常損失5900万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益2億6200万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失9600万円)だった。

三洋堂 決算

経営成績に関する説明

当第2四半期連結累計期間は、大垣バロー店(岐阜県大垣市)を移転し、榛原店を閉店したことで、当第2四半期連結会計期間末時点の営業店舗数は76店舗3校となった。

また、6月に高浜Tぽーと店(愛知県高浜市)に「スポーツクラブアクトスWill_G(ウィルジー)」を導入したことから、フィットネス導入店舗は11店舗になった。

さらに、9月には新開橋店(名古屋市瑞穂区)において、中古トレカの取り扱いを開始すると共に、デュエルスペースを備えた大型トレカショップを開業したとのこと。

オペレーション面では、引き続き物販とレンタルを同時に取り扱える統合セルフレジを11店舗に導入したことから、セルフレジ導入店舗は57店舗となった。

また、新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策として、短縮営業を行なってきたが、当第2四半期連結会計期間末現在では通常営業に戻したそうだ。

主要な部門の売上高は、書店部門66億5800万円、文具・雑貨・食品部門9億8700万円、セルAV部門5億4200万円、TVゲーム部門3億8800万円、古本部門3億7100万円、レンタル部門9億9300万円、新規事業部門1億1600万円となった。

増収部門については、書店部門が11.8%増、文具・雑貨・食品部門が8.5%増、TVゲーム部門が35.0%増、古本部門が17.0%増となるなど、巣ごもり需要や好調なコミックの影響などで、増収になった部門が多かったそうだ。

減収部門に関しては、セルAV部門が16.8%減、レンタル部門が4.3%減、新規事業部門は新型コロナウイルス感染症の影響によりフィットネス店舗の営業自粛とそれに伴う会員数の減少の影響から、46.0%の減少となった。

関連サイト

株式会社三洋堂ホールディングス公式サイト
2021年3月期第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

三洋堂ホールディングス