主力の『Honor of Kings』や『League of Legends Wild Rift』などが収益に貢献。売上高約2兆円のうち、ゲームの売上は56%。
中国大手企業のテンセントは2020年第3四半期決算を、11月12日(木)に発表した。2020年第3四半期決算のTotal revenues(売上高合計)は1254億4700万人民元 (約1兆9813億円、前年同期比29%増)、Operating profit(営業利益)は381億1600万人民元(約6019億円、同34%増)、Profit attributable to equity holders of the Company (親会社に帰属する四半期純利益)は323億300万人民元(約5103億円、同32%増)だった。
売上高の割合については、ソーシャルネットサービスが23%、オンラインゲームが33%、オンライン広告が17%、フィンテック及びビジネスサービスが26%、その他が1%という結果になった。
オンラインゲームの売上高については、中国や海外市場の貢献により前年同期比で増加したとのこと。
スマートフォン向けゲームに関しては、主力の『Honor of Kings(王者栄耀)』でユーザー中心の運営を行なうことでプレイヤー数を拡大し、2020年の10か月の月間平均DAUは1億を突破したという。同ゲームについては、ゲームIPの可能性を最大限にいかすため、『Honor of Kings』の世界観をベースにした新作ゲームやアニメ、実写ドラマシリーズなども展開しているとのこと。
そのほかのゲームでは、マンガ「NARUTO」をベースにした格闘ゲームや『Moonlight Blade』『League of Legends Wild Rift』なども収益に貢献したそうだ。
子会社であるRiot GamesがリリースしたFPS『Valorant』に関しては、大ヒットを記録し、ライブストリーミング配信プラットフォーム「Twitch」で多くの人に視聴されている。
(1元=15.8円で計算)
関連サイト
テンセント公式サイト(海外サイト:英語)