BANDAI SPIRITS、プラモデル新工場の稼働を開始 「ガンプラ」などの需要増に対応

BANDAI SPIRITS

国内外の需要増加や中長期的に安定した生産体制に対応するため、プラモデルの生産能力を強化。

株式会社BANDAI SPIRITS(以下、BANDAI SPIRITS)は、「ガンダムシリーズ」のプラモデルである「ガンプラ」をはじめとするプラモデルを生産する新工場「バンダイホビーセンター新館」を、静岡県静岡市葵区長沼にあるバンダイホビーセンターの敷地内にて、12月1日(火)から稼働を開始したことを発表した。

BANDAI SPIRITS バンダイホビーセンター新館

BANDAI SPIRITS は、1969年(当時バンダイ)に静岡県清水市に工場を取得し、プラスチックモデルの生産を開始した。1980年より販売しているガンプラは2020年に40周年を迎え、これまでにリアルとSDシリーズあわせて約4500種類を発売し、累計出荷数は2020年5月に、ガンプラリアルシリーズで5億2580万個、SDシリーズで1億7440万個と、合計7億個を突破したという。

現在では、年間販売額の5割が海外になるなど、人気は世界規模で拡大しており、バンダイホビーセンターの2006年度の「ガンプラ」の年間出荷数は722万個だったが、ガンプラの需要増加に対応するため、同センター内に多色成形機の増設などで、2019年度は3126万個と約4.3倍となっていた。

だが、ガンダムを取り巻く環境は、「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」のオープンや、上海におけるフリーダムガンダム立像の建設、2021年開催予定の「ドバイ国際博覧会」の日本館アンバサダーへの任命、さらに、ハリウッドでガンダムの実写映画が制作予定(公開時期未定)など、引き続き国内外でガンプラの需要が高まることが予想されるため、新工場の稼働によって、中国や北米を中心とした海外への対応を含めて、中長期的に安定した生産体制を整えたとのこと。

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