『ファンキル』などの主力タイトルや『FFBE 幻影戦争』の好調で売上増加に大きく貢献。XR事業の損失が前年同期比で大きく縮小。
株式会社gumi(以下、gumi)は、2021年4月期第2四半期決算短信(連結)を12月10日(木)に発表した。当第2四半期連結累計期間の売上高は98億3325万円(前年同期比10.6%増)、営業利益は13億1962万円(同322.7%増)、経常利益は17億3269万円(同718.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は10億490万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失3310万円)だった。
経営成績に関する説明
モバイルオンラインゲーム事業
売上高に関しては、主力タイトルの『ファントム オブ キル』や『誰ガ為のアルケミスト(日本語版、海外言語版)』『クリスタル オブ リユニオン』、株式会社スクウェア・エニックス(以下、スクエニ)との協業タイトル『ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス(日本語版、海外言語版)』が堅調に推移したことに加えて、スクエニと共同開発し2020年4月期にリリースした『WAR OF THE VISIONS ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス 幻影戦争』が国内外で好調に推移したことで、売上に大きく寄与した。
営業利益に関しては、売上高の増加に加えて、費用対効果を重視した効率的なプロモーションにより広告宣伝費が減少したことで、前年同期比で増益となった。
上記の結果、売上高は97億8207万円(前年同期比10.1%増)、営業利益は14億3061万円(同122.7%増)だった。
XR事業(VR、AR、MR等)
当第2四半期連結累計期間においては、Tokyo XR Startups株式会社などのインキュベーションプログラムを通じ、世界を代表する企業の育成と輩出を目指して国内外のXR市場におけるスタートアップ企業に対し様々な支援を提供した。
また、gumiグループがジェネラル・パートナーとして参画しているVenture Reality Fundを通じたグローバル投資を行なうことで、有力な技術やコンテンツ、人材を保有する企業との戦略的な連携をはかってきた。
上記の結果、営業損失は8962万円(前年同期は営業損失2億1028万円)だった。
ブロックチェーン事業
当第2四半期連結累計期間に関しては、主に株式会社gumi Cryptos(以下、gumi Cryptos)で行なっているコンセンサスノードの運営売上が収益に貢献した。
また、引き続きgumi Cryptosを通じて、新たなテクノロジーを活用する世界各国のブロックチェーン企業に対して、様々な支援を提供したそうだ。
上記の結果、売上高は5118万円(前年同期はなし)、営業損失は2136万円(前年同期は営業損失1億1988万円)だった。
関連サイト
株式会社gumi公式サイト
2021年4月期第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年4月期第2四半期決算説明資料