デジタルハリウッド大学大学院、「サイゴン・ボディガード」などの落合賢監督の専任准教授就任を発表

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アクション映画「サイゴン・ボディガード」や、日本原作の実写化「パパとムスメの7日間」を手掛けた映画監督。

デジタルハリウッド大学大学院は、同大学院の専任准教授に映画監督の落合賢氏が就任したことを発表した。来年度より、同大学院で研究実践科目「シネマティックランゲージ(ハリウッド式映画・映像製作)ラボ(仮称)」と修了課題で指導を担当する予定とのこと。

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落合氏は、日本の高校を卒業後に渡米し、南カリフォルニア大学映画制作学科を卒業、アメリカ映画協会付属大学院で修士号を取得した人物。卒業制作の『ハーフケニス』では、全米監督協会から日本人として初めて審査員特別賞を受賞した。

2011年にロサンゼルスで映像制作会社フォトシンスエンターテイメントを設立し、映画やテレビ、CMなど幅広いジャンルの映像で監督をつとめている。

また、ベトナムにて外国人として初のスタジオ映画の監督をつとめ、アクション映画「サイゴン・ボディガード」、日本原作の実写化「パパとムスメの7日間」の両作が大ヒットし、日本を含む世界中で公開された。

「サイゴン・ボディガード」に関してはユニパーサルピクチャーズにて、クリス・プラット氏主演でリメイク化が決定し、落合氏は「アベンジャーズ」の監督であるルッソ兄弟と共にエクゼクティブプロデューサーとして参加するそうだ。

落合氏の専任准教授の就任を記念して、1月18日19時30分より、オンラインにて特別講義を開催する。

講義概要

落合賢監督 専任准教授就任記念特別講義『ハリウッド式映画・映像製作』

ネットフリックスやアマゾンなどの定額制動画配信サービスの普及によって、世界中で日本のアニメがさらに見られるようになってきた中、邦画作品の認知度はまだ低い。韓国や中国の映画やドラマと比べても、日本の実写コンテンツの国際的な浸透率が低い理由と今後の大きな可能性を、理論的、実践的な角度から紐解いていく。

来年度から始まるラボでは、ジョージ・ルーカス、パティ・ジェンキンス、ケヴィン・ファイギなどの名だたるハリウッド映画監督やプロデューサーを輩出したUSCやAFIにて培ったシネマティック(映画芸術的)・ランゲージ(言語)の基礎と応用を、具体的な映画やドラマの事例などを用いてレクチャーする。また国際的な映画祭などへの出品を目的としたシネマティックな映像を制作する事で、ハリウッド式映画・映像製作の本質的な概念と実践的な技術を身につけた国際的な監督やクリエイティブプロデューサーを育成する。

日程:2021年1月18日(月)19:30-21:00(受付開始19:15頃を予定)
開催方法:Zoomウェビナー(お申込みいただいた方へ参加用URLをお送りいたします)
モデレーター:高橋 光輝 (デジタルハリウッド大学大学院 教授)
参加:無料(要予約)

申し込みページ: https://hm0118.peatix.com

関連サイト

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