東宝、映画「鬼滅の刃」が業績回復に貢献 営業利益171億円 2021年2月期第3四半期決算

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映画「鬼滅の刃」の大ヒットが業績に貢献するも、新型コロナウイルス感染症の影響で映画の公開延期や演劇の公演中止などで大幅な減収減益。

東宝株式会社(以下、東宝)は、2021年2月期第3四半期決算短信(連結)を1月12日(火)に発表した。当第3四半期連結期間の営業収入は1378億4000万円(前年同期比31.5%減)、営業利益は171億7600万円(同59.9%減)、経常利益は182億500万円(同58.9%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は112億2600万円(同61.9%減)だった。

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経営成績に関する説明

東宝グループでは、新型コロナウイルス感染症の拡大による影響を受けて、映画の配給作品の公開延期や演劇公演の中止があったほか、緊急事態宣言を受けて、全国の劇場が一斉休業に追い込まれるなど、かつてない事態に陥った。

緊急事態宣言解除後は、政府や自治体、関係団体からのガイドラインにもとづいて、適切な感染予防の取り組みを講じたうえで環境変化に対応し、順次営業を開始したが、座席販売の制限や邦洋画の公開延期等などの影響が依然として残り、一部の演劇公演が中止となるなど、厳しい経営環境が続いている。

その状況下で、2020年10月に公開した「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」が、社会現象を巻き起こし、歴史的な大ヒットとなったことで、業績の回復に寄与した。

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関連サイト

東宝株式会社公式サイト
2021年2月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年2月期第3四半期決算説明資料

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