ゲームタイトルと他IPコラボによって見込めるMAUなどの情報を、高精度かつ短時間、低コストで試算。
Polar Fox株式会社(以下、Polar Fox)は、データコンサルティング事業において、スマートフォンゲームのIPコラボを最適化するIPアナリティクスソリューションの提供を開始したことを発表した。
スマートフォンゲーム業界は、コロナ禍で短期的には需要が高まっているが、市場規模として1兆円、直近3年間の成長率は約8%(ファミ通「ゲーム白書2020」より)にとどまっており、国内のマーケットは成熟しつつあるという。それに加えて、開発費が高止まり(JOGA「オンラインゲーム 市場調査レポート 2020」より)しており、各社のIR情報によると売上規模が四半期で30億円に満たない企業は利益率が1%を下回ることになっているとのこと。
このような背景から、スマートフォンゲーム各社は、保有するIPを他社へ提供して利用料収入を獲得したり、逆に他社IPを活用して自社サービスにユーザーを取り込んで収益向上を目指す動きが拡大しているが、このようなIPコラボの効果試算には高度なリサーチとモデリング技術が必要で、多大な時間とコスト負担が課題になっているそうだ。
これらを受けてPolar Foxでは、ゲームタイトルと他IPコラボによるゲームKPI(MAUなど)へのインパクトを、各社保有データを用いて独自開発した予測モデリング技術で、高精度かつ短時間、低コストで試算できるようにしたとのこと。
予測結果はIPの買付け可否や選定の判断、買付け価格の交渉などに活用可能で、予測結果にもとづく最適なIP投資戦略策定のコンサルテーションもあわせて提供する。