[上級エージェント編]1月上旬のニュースと自転車エージェントのたしなみ

◆1月上旬の『Ingress』ニュース

☆東京湾に花火が上がる

 新年三が日開け早々となる1月4日、東京湾上に青い花火が打ちあがりました。
千葉のResistanceエージェントが中心となり、海ほたるを起点として東京湾に隣接するポータルからのリンクを行ないました。12月から準備が始まり、当日の参加エージェントは100名超、総リンク数は500を超える盛大な花火となりました。中心となった海ほたるのポータルはAXAShieldが4つという豪華な仕様で、そうやすやすと壊せる状態ではありませんでした。


▲鮮やか! お見事! Enlightened勢も同様にお正月に見事なリンクを作成していたようです。都会では図形を書くのが流行りつつありますね。

☆阪神大震災後20年にむけたフィールドアートが描かれる

 この1月17日で阪神淡路大震災から20年が過ぎました。私も当時は大阪に住んでおり、まさにあの震災にあった一人ですが、その節目にあたって、1月11日に神戸にて不死鳥のフィールドアートが描かれました。1月17日ではなく1月11日になったのは当日の混雑や式典での警備などを考慮して前倒しされた結果でした。半年以上も準備に時間をかけ綿密な計画を建てられた参加者の皆さんお疲れ様でした。

☆クライアントバージョンアップ、v.1.68.0に更新

 Android版、iOS版ともにアップデートがかかり、1.68.0になりました。バク修正が主な更新のようで、とくに目立った新機能は実装されていないようです。

☆次回公式イベントXM Anomalyシリーズの名称が初の日本語名「証人」に決定

 2015年3月に開催が予告されていた、各地のXM Anomalyシリーズの名称と各PrimarySite、それに付随するSecondarySiteの開催場所が決定されました。
 Ingress公式イベントでは初の日本語名となる「証人(Shonin)」です。
 私たちはいったい何の証人になるのか、今後の情報に注目です。

※京都以外の開催地についてはこちら(公式Google+)
https://plus.google.com/+Ingress/posts/4qTKDLo2vDQ

☆新メダル「Recruiter」が実装されました

 上記イベント告知とともに、新メダル「Recruiter」が発表され、実装されました。
 もともと『Ingress』で使用しているGmailアカウントに登録している連絡先に対して、『Ingress』への招待メールを送る機能がありましたが、それが強化され60名まで同時に招待することができるようになりました。またその招待から『Ingress』へ参加した方がレベル3以上のエージェントになればメダルが付与されます。

 それぞれの実績は以下の通りです。

・Bronze 2名
・Silver 10名
・Gold 25名
・Platinum 50名
・Onyx 100名

 ほかのスマホゲームなどでもよくある「招待メールでアイテムゲット!」というキャンペーンなどと同様のようです。 現時点での注意すべき点は『Ingress』に紐づけられているGmailアドレスに対して招待状を送るかどうかのリストが表示されるため、相手がGmailアカウントでなくてもリストに出てきてしまう点と、送付される招待メールが英語な点です。無差別に送付すると何かの怪しい勧誘やウイルスメールと誤認されかねませません。よく考えて勧誘を行ないましょう。

◆リアル課金で行動範囲を広げましょう

『Ingress』は完全無料のアプリケーションで、ゲーム内での追加の課金なども一切ありません。普通にお散歩アプリとしてプレイしているぶんには特になにも必要ないでしょう。
 しかし、実際には様々なところでお金を出す現実がでてきます。

(例)Portalをいっぱい取りに行ったらちょっと疲れたので喫茶店で休憩
(例)冬場で外でプレイするには手がかじかむのでスマホ対応の手袋を買う

 などなど、ゲーム自体にはお金がかかっていませんが、プレイするために払っているお金が存在します。これらを総称して「リアル課金」と呼びます。『Ingress』は仮想現実のゲームなので実際にお金を払っていることに対して「リアル」と呼んでいるわけです。
 リアル課金にはさまざまなものがありますが、いくつかに分類できます。

エージェント活動に伴う補給のための課金。活動中に喉をうるおしたり、お腹が減って食事としたりすることがあります。コンビニ(当然ポータルとなっているローソン優先)での飲食物補給や夕食、はたまた飲み屋でのHackしつつの談笑会など。
エージェント活動の時間を延ばすための課金。Ingressをフルタイムでプレイしていると機種によっては3-4時間でバッテリー残量が0になってしまいます。こちらの具体例はモバイルバッテリーの購入です。
エージェント活動の範囲を広げるための課金。バスや電車移動における1日乗車券などの定額切符の購入や、自転車につけるスマホホルダーなどの購入です。

 今回は私自身も使っている、普段の活動範囲を広げるために使うと便利になる自転車向けのアイテムを紹介します。

◆スマホホルダー編

 スマートフォンを自転車に固定する「スマホホルダー」は、昨今のスマホ事情からさまざまなメーカーから発売されています。
主だったメーカーは

・ミノウラ http://www.minoura.jp/japan/
・イベラ http://www.ibera.info/

 などがあります。

 iH-100Sの利点は簡単に取り外し可能であることです。盗難やいたずらをうけるリスクを抑えることが主となります。普段自転車を置いている駐輪場などではスマホホルダーは目立つため、どうしても標的になりやすいのです。固定式のものは普通の六角レンチで固定する物がほとんどで、狙われるとホルダーごと簡単に盗まれます。盗まれるならあきらめもつきますが、出来心でいたずらされてしまうこともしばしば。なので、工具不要で簡単に取り外しができるタイプを選んでいます。

 難点は簡単に取り外しが可能なゆえに、取り付けが甘いとブレーキ時や段差を乗り越えた時の振動で回転してしまい、スマホが自転車から落下してしまう可能性があることです。しっかりと留めていればそのような事態にはならないのですが、留めたつもり、というのはどうしても起こります。実際私も数回、落下こそしませんでしたが、ブレーキングとともに前にぐるっとホルダーごと回ってしまったことがありました。
 こちらの対策には輪ゴムをハンドルに巻いておき、そこへクランプを掛ける形にすると摩擦が増えて動きにくくなります。他でもゴム製のスペーサーになるものならほかのものでも応用が効くことでしょう。

 カバーに入れるタイプの、イベラのスマートフォンケースを使用されている方もみかけます。急な雨でもカバー内にあるため、すぐに水にぬれることがなく、どこかへ雨宿りしたタイミングで回収してしまえば、雨対策はバッチリでしょう。

イベラ 公式サイト http://www.ibera.info/

◆アクセサリホルダー編

 スマホホルダーをそのままハンドルにつけても問題はないのですが、どうしても視点が下がってしまうため、位置確認などで視線を進行方向から外してしまう時間が長くなります。それを少しでも避けるためのアイテムがアクセサリホルダーです。

▲視線の移動範囲が全然違い、この差が実感として結構大きいです。ポータルの位置確認で画面を確認することが頻繁になりますので、こうしたちょっとしたことでも実感することがあります。

ミノウラジャパン商品紹介ページ http://www.minoura.jp/japan/holder-j/sgs400-j.html

◆ライト編

 LEDライトはもはや定番で、自転車屋さんでもよく売られていますし、使っている方もたくさん見かけます。しかし! 都心では感じにくいのですが、よくある数灯クラスのLEDサイクルライトでは、ちょっと薄暗い道を走ると光量が全然足りません。
街灯が少ない場所を走ることもあるし、街灯が存在しない場所、エージェント活動によるシチュエーションはさまざま。そのため、より明るいライトを使っています。

▲CATEYEのHL-EL340です。これは自転車屋さんなどでだいたい3,000円ぐらいで売っています。

 このぐらいになると、街中では全然困ることがなく、また夜のサイクリングロードでも無理な速度で走らない限り、安心できる光量ではないかと思います。本気で暗い場所をそこそこの速度で走るとこれでも暗いのですが、『Ingress』ではそこまで高速移動するシチュエーションはないと思っています。
 単三電池を使用していますのでもし電池切れになってしまっても、コンビニなどで比較的容易に電池の交換が可能な点も心強いです。
 ホルダーから外せば懐中電灯になりますので、夜の公園や寺社など自転車から少し降りてポータルまで歩く必要がある場合にも、足元を明るく照らせます。

 ホルダーとライト、両方とりつけた状態はこのようになります。普段の何もないハンドルに比べるとかなり重厚感が増していますが、ポケットから出して→スマホを操作して→またポケットにもどして→再び自転車を漕ぎだすといったアクションにムダがなくなります。ハンドルに固定してあるため各種操作もしやすく、良いことが多いです。

◆自転車でのエージェント活動で絶対に守るべきこと

 道路交通法で自転車は軽車両に分類され、車両の一種となります。車両は車道の走行が基本となりますし、自転車で走りながらのスキャナー操作は絶対に行なわないでください。操作しながらでは視線が走行方向から大きく外れて意識もそちらに集中しているため非常に危険であり、出会いがしらの事故を避けきれません。自転車での事故でも自転車側が加害者としての事故は発生していて、場合によっては非常に高額な損害賠償や刑事責任も問われる事態が起こっています。自分の身を守るだけでなく、自分が加害者にならないために「ながら操作」は行なわないこと、それが安全にプレイするために必要なことです。スキャナーを操作したいときは自転車をほかの通行の妨げにならないように停止し、周辺の安全を確認のうえ、行なうようにしましょう。