位置情報連動型ゲームでイベント再開も、新型コロナウイルス感染症の影響で減収減益。
株式会社モバイルファクトリー(以下、モバイルファクトリー)は、2020年12月期決算短信(連結)を1月27日(水)に発表した。当連結会計年度における業績は、売上高28億5599万円(前年同期比10.5%減)、営業利益8億6327万円(同22.2%減)、経常利益8億6650万円(同21.9%減)、親会社株主に帰属する当期純利益5億8253万円(同24.7%減)となった。
経営成績に関する説明
モバイルファクトリーグループでは、新型コロナウイルス感染症の拡大に備えて、2020年2月17日より全社員フルリモートワークとしており、2021年以降も継続することを決定するとともに、業務効率化による生産性向上などに取り組んでいる。
ソーシャルアプリサービスの位置情報連動型ゲームについては、2020年4月の全国を対象とした緊急事態宣言発出に伴う政府の外出自粛要請を受けて、順次ゲーム内イベントを一部中断、延期を行ない、移動を伴わない代替施策を実施していたが、5月の宣言解除後の政府による経済政策の取り組みもあり、従来のイベントを再開した。
『ステーションメモリーズ!』に関しては、他社IPとのコラボイベントを行なったほか、6周年記念施策を実施。その他の位置情報連動型ゲームの『駅奪取』においては、コラボイベントの実施など、ゲームを継続して遊んでもらえるような施策を行なった。
また、2020年8月にリリースした『駅メモ! Our Rails』においては、各サービス同様に長期運用を見据えたKPI改善を優先している。これに伴い、新機能である駅トークンについては、2021年に販売を延期し、早期の販売に向けて順調に開発を進めている。
コンテンツサービスに関しては、自社で運営している各着信メロディサービスの課金会員数が緩やかに減少しており、リソースを縮小している。
ブロックチェーンサービスに関しては、目標としている「Uniqys SaaS」利用者拡大への取り組みとして、デジタルデータをブロックチェーン上で個人の資産として保有可能とする、トークン生成・販売のプラットフォーム「ユニマ(Uniqys マーケットプレイス)」の開発を優先している。
また、コンプライアンス充足のための関係各所との協議を行なうと共に、ゲーム以外の多種多様なトークンの取扱いを見据えて開発を進め、早期のリリースを目指している。
関連サイト
株式会社モバイルファクトリー公式サイト
2020年12月期決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年12月期通期決算説明資料