日本アンチ・ドーピング機構に加盟したことで、アジア競技大会などの国際大会に日本代表選手を送り出すことが可能に。
一般社団法人日本 eスポーツ連合(以下、JeSU)は、公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構(以下、JADA)に加盟したことを発表した。
JADAは、世界アンチ・ドーピング規程に沿って、国内でドーピング検査の実施や、教育、啓発活動、調査研究活動を行なっている、日本のアンチ・ドーピング活動の統括機関だ。
近年eスポーツの国際大会では、トラディショナルスポーツと同様、選手の派遣に関しても国際基準を求められるようになってきており、2022年に中国の杭州で開催される第19回アジア競技大会では、eスポーツが正式なメダル競技として行なわれることが決定している。
JeSUでは、日本におけるeスポーツの中央競技団体として、JADAの加盟に向けて医事委員会やアンチ・ドーピング部会を設置して、組織体制の強化を行なっており、今回の加盟により、アジア競技大会をはじめとする国際大会へ、国際的な規程にもとづいて日本代表選手を送り出すことが可能になるという。
今後も引き続き、国内外のスポーツ団体との連携を通じて、選手への教育や啓発活動、国際大会への選手派遣に向けて取り組んでいき、日本におけるeスポーツの振興を通じて、国民の競技力の向上、スポーツ精神の普及を目指し、国民の健康と共に社会、経済の発展に寄与することを目的に活動するとのこと。