任天堂、Nintendo Switchの販売好調で営業利益5211億円 2021年3月期第3四半期決算

『マリオ 3Dコレクション』や『あつまれ どうぶつの森』などがNintendo Switchの販売に貢献。Nintendo Switch Onlineの売上も順調に推移。

任天堂株式会社(以下、任天堂)は、2021年3月期第3四半期決算短信(連結)を2月1日(月)に発表した。2021年3月期第3四半期の経営成績は、売上高1兆4044億6300万円(前年同期比37.3%増 うち、海外売上高1兆898億円、海外売上高比率77.6%)、営業利益5211億800万円(同98.2%増)、経常利益は5282億3000万円(同92.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は3766億6500万円(同91.8%増)だった。

任天堂 決算 任天堂 売上

経営成績に関する説明

当第3四半期(2020年4月~12月)のNintendo Switchについては、7月に発売した『ペーパーマリオ オリガミキング』が305万本、9月に「スーパーマリオブラザーズ35周年」のキャンペーンタイトルのひとつとして発売した『スーパーマリオ 3Dコレクション』が832万本と引き続き販売を伸ばしたほか、10月に発売した『マリオカート ライブ ホームサーキット』が108万本、『ピクミン3 デラックス』が194万本と好調な販売を記録した。

また、『あつまれ どうぶつの森(当期販売本数1941万本/累計販売本数3118万本)』『マリオカート8 デラックス(当期販売本数864万本/累計販売本数3341万本)』『リングフィット アドベンチャー』(当期販売本数595万本/累計販売本数868万本)』など、前期までに発売したタイトルも勢いを落とすことなく順調に推移し、ハードウェアの販売にも大きく貢献したことに加えて、ソフトメーカーのタイトルも同様に販売を伸ばし、当期のミリオンセラータイトルはソフトメーカーのタイトルも含めて29タイトルとなった。

これらの結果、ハードウェアの販売台数は2410万台(前年同期比35.8%増)、ソフトウェアの販売本数は1億7610万本(同43.0%増)となった。

任天堂 スイッチ

ゲーム専用機におけるデジタルビジネスについては、Nintendo Switchのパッケージ併売ダウンロードソフトによる売上が好調に推移したほか、10月に第2弾「冠の雪原」の配信を開始した追加コンテンツ『ポケットモンスター ソード・シールド エキスパンションパス』が販売を伸ばした。ダウンロード専用ソフトやNintendo Switch Onlineによる売上も順調に推移したことで、デジタル売上高は2560億円(前年同期比104.9%増)となった。

任天堂 デジタル 売上

モバイルビジネスでは、多くの利用者に継続してアプリを楽しんでもらっていることから、モバイル・IP関連収入などの売上高は420億円(前年同期比13.8%増)となった。

任天堂 モバイル売上

関連サイト

任天堂株式会社公式サイト
2021年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年3月期第3四半期決算説明資料