KADOKAWA、第三者割当によりサイバーエージェントとソニーから資金調達を実施

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サイバーエージェントとソニーグループが培ったノウハウなどを組みあわせ、KADOKAWAのIPの「グローバル・メディアミックス」を推進。

株式会社KADOKAWA(以下、KADOKAWA)は、2月4日に行なった取締役会において、株式会社サイバーエージェント(以下、サイバーエージェント)とソニー株式会社(以下、ソニー)を割当予定先とする第三者割当により、新株式を発行して99億9999万円の資金調達を行なうことを発表した。

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KADOKAWAとサイバーエージェントは、インターネット広告事業をはじめ、ゲーム事業やメディア事業などにおいて、幅広い協業と取引関係を構築しており、両社のさらなる関係強化に向けた協議を進めた結果、両社の資本面における提携関係を構築するため、今回の第三者割当の実施に至ったとのこと。

今後は、両社の事業とノウハウなどの強みをいかして、サイバーエージェントのスマートフォン向けゲームの開発と運用力、KADOKAWAのコンテンツ力を組みあわせて、KADOKAWAが行なうIPの「グローバル・メディアミックス」をより強力にするため、両社の事業面における提携関係の構築と強化に向けた協議を行なうという。

ソニーグループとKADOKAWAに関しては、グローバルに展開する多様なDTC(Direct-to-Consumer)事業やブランデッドハードウェア事業、ゲーム事業に関連する様々な領域において幅広い協業と取引関係があり、今回の資金調達は、両社の長期的な関係強化を目的にしたものだという。

今後は、ソニーグループが有するアニメとコンシューマーゲームのグローバルな展開力とKADOKAWAのコンテンツ力をあわせて、KADOKAWAのIPの「グローバル・メディアミックス」を推進するため、事業面における提携関係の構築と強化に向けた協議を進めていくとのこと。

これにより、KADOKAWAは自己資本を拡充して財務基盤を強化するとともに、サイバーエージェントとソニーグループなどの戦略的パートナーとの協業を推進し、持続的な企業価値の向上を実現するという。

調達した資金については、50億円を権利の獲得やコンテンツホルダーへの出資と買収などに要する資金に充当し、もう50億円をアニメとゲーム領域を中心とするマルチメディア展開やグローバル展開に要する資金に充当するとのこと。

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