KLab、『BLEACH Brave Souls』や『キャプテン翼』の好調で営業利益21億円 2020年12月期決算

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コロナ禍でリアルイベントの開催中止などの影響を受けるも、既存ゲームの好調や配信エリア拡大で増収増益。

KLab株式会社(以下、KLab)は、2020年12月期決算短信(連結)を2月10日(水)に発表した。当連結会計年度の業績は、売上高339億5213万円(前期比9.1%増)、営業利益21億4948万円(同28.4%増)、経常利益15億6482万円(同3.7%減)、親会社株主に帰属する当期純利益7億6718万円(同99.9%増)となった。

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経営成績に関する説明

当連結会計年度のKLabグループは、新型コロナウイルス感染症の拡大による影響で、リアルイベントの開催中止など一部施策の変更を余儀なくされたが、ゲーム事業全体としては、既存タイトルの順調な推移による下支えに加えて、新規タイトルのリリース、グローバルでの配信エリア追加により、売上高は順調に推移した。

KLab コロナの影響

さらに、インゲーム広告やサブスクリプションなどを導入して収益源の複層化をはかったほか、マルチプラットフォーム・マルチデバイス展開による新ユーザー層の獲得、収益の積み上げにもつとめた。

主要タイトルのひとつである『BLEACH Brave Souls』については、中長期での安定運用を実現するためのモデルケースタイトルとして、PCでの全世界共通のゲームプラットフォーム「Steam」で配信し、新規ユーザーを獲得したことに加え、サブスクリプションやインゲーム広告の導入など、積極的に収益源の多様化をはかった。

また、2020年7月からは、アジア地域などへリリースしたことで全世界配信タイトルになり、ダウンロード数は全世界累計5000万を突破した。これらにより、リリースから6年目の長期運営タイトルでありながらも第3四半期に月間売上高の最高額を更新するなど、年間を通して順調に推移した結果、前年を上回る売上を計上した。

『キャプテン翼 ~たたかえドリームチーム~』に関しては、大型アップデートの実施、実在選手や原作者である高橋陽一先生監修のオリジナル選手の投入、3000万ダウンロード突破キャンペーンなどを展開した。3周年記念キャンペーンも好調だったことから、年間を通して順調に推移し、前年を上回る売上を記録した。

『ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル ALL STARS』においては、例年開催しているイベント「スクフェスシリーズ感謝祭2020」が中止となるなど、リアルな場でのプロモーションの計画変更があったが、ウェブ広告とゲーム内プロモーションを活用し、安定したサービス運営につとめたことで順調に推移した。

関連サイト

KLab株式会社公式サイト
2020年12月期決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年12月期決算説明資料

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