イグニス、バーチャルライブアプリ「INSPIX LIVE」の開発に積極的な投資 営業損失2.5億円 2021年9月期第1四半期決算

イグニス

バーチャルライブアプリ「INSPIX LIVE」で、より理想的な顧客体験を実現するために、ライブ特化型仮想空間SNS「INSPIX WORLD」への大型アップデートを予定。

株式会社イグニス(以下、イグニス)は、2021年9月期第1四半期決算短信(連結)を2月12日(金)に発表した。当第1四半期連結累計期間における売上高は14億4438万円(前年同期比3.5%減)、営業損失は2億5571万円(前年同期は営業利益6507万円)、経常損失は3億1420万円(前年同期は経常利益1902万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は3億7771万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失7104万円)となった。

イグニス 決算 イグニス 決算 サマリー

経営成績に関する説明

マッチング事業
当第1四半期連結累計期間におけるマッチング事業は、恋愛・婚活マッチングサービス『with』において、心理学やAIを活用して最適な男女のマッチングを目指し、季節イベントや各種診断イベントを行ない、ユーザー満足度をより一層高めるための施策を講じてきた。

売上高や営業利益への貢献度が高いサービスに成長しており、引き続きユーザービリティの向上や精度の高いマッチングを実現する機能、診断イベントを継続的に行なうことで、ユーザー満足度の高い唯一無二の恋愛・婚活マッチングサービスを目指していく。

ユーザー数に関しても、2020年12月末時点で410万人を突破するなど、サービスは順調に成長しており、さらなるサービス浸透とユーザー数増加を目指し、広告投資を強化する。

上記の結果、売上高は13億2894万円(前年同期比48.0%増)、セグメント利益は3億8952万円(同36.7%増)となった。

イグニス with イグニス マッチング

エンターテック事業
パルス株式会社(以下、パルス)によるバーチャルライブアプリ「INSPIX LIVE」の開発や提供、株式会社VOYZ ENTERTAINMENT(以下、VOYZ ENTERTAINMENT)による三次元のボーイズグループ「VOYZ BOY」など、IP展開に取り組んでいる。

パルスの「INSPIX LIVE」は、より理想的な顧客体験を実現するため、ライブ特化型仮想空間SNS「INSPIX WORLD」への大型アップデートを2021年4月に予定しており、積極的に開発投資を行なっている。

今後は複数の他社IPが「INSPIX WORLD」上でVR音楽ライブの開催を予定しており、以前よりも他社IPの誘致と様々な企画の準備が順調に進んでいる。IP展開にあたっては、業務提携先である株式会社岩本町芸能社所属のVRアイドル「えのぐ」が、VR音楽ライブプラットフォームの技術を活用し、精力的に様々な活動を行なっている。

イグニス INSPIX WORLD

VOYZ ENTERTAINMENTの「VOYZ BOY」と、5人組ボーイズグループ「学芸大青春」の活動に関しては、オンライン配信でのライブや各種CD、様々なタレントグッズの発売など精力的に活動をしている。

上記の結果、売上高は1億369万円(前年同期比51.0%増)、セグメント損失は6億2454万円(前年同期はセグメント損失3億2133万円)だった。

イグニス エンターテック

その他
報告セグメントに含まれない事業セグメントとして、HR Techや医療機関向けSaaSなどの事業セグメントで構成されている。HR Techでは、グラム株式会社(以下、グラム)において、性格傾向データを活用した適性検査クラウド「Jobgram」を展開している。

医療機関向けSaaSでは、イグニスがオンライン診療を目的とした医療機関向けのソフトウエアの企画や開発、運営を行なっている。「FOREST」というソフトウエアを、オンライン診療と相性が良い医療機関に対して提供している。

当第1四半期連結累計期間において、主にグラムのサービスを展開する一方で、医療機関向けSaaSに関しては、引き続き、サービス改善につとめてきた。

上記の結果、売上高は1173万円(前年同期比97.8%減)、セグメント損失は2069万円(前年同期はセグメント利益1億138万円)だった。

関連サイト

株式会社イグニス公式サイト
2021年9月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年9月期第1四半期決算説明資料

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