ユークス、『デジボク地球防衛軍』の発売などで赤字縮小 営業損失1.7億円 2021年1月期決算

アメリカのプロレス団体AEWよりプロレスゲームの開発を受託。パチンコ・プロレス分野では複数の画像開発プロジェクトが終了

株式会社ユークス(以下、ユークス)は、2021年1月期決算短信(連結)を3月12日(金)に発表した。2021年1月期連結累計期間は売上高26億5000万円(前期比32.5%減)、営業損失1億7400万円(前期は営業損失5億2700万円)、経常損失3億2900万円(前期は経常損失3億4200万円)、親会社株主に帰属する当期純損失4億1500万円(前期は親会社株主に帰属する当期純損失4億4800万円)だった。

ユークス 決算 ユークス 損益計算書

経営成績に関する説明

当期の受託ソフトについては、アクションゲーム『ま~るい地球が四角くなった!? デジボク地球防衛軍 EARTH DEFENSE FORCE: WORLD BROTHERS』を2020年12月24日に発売した。

ユークス 地球防衛軍

イベントに関しては、新型コロナウイルス感染症の影響で延期していた、自社コンテンツの『AR performers』のイベント「アニメ ARP Backstage Pass 後夜祭 Celebrate Good Time -EXTEND-」を2020年8月にオンラインで開催。そのほか、2020年12月に配信音楽フェス「Infinity Live FES2020」に参加した。

ユークス ARP

新規案件については、アメリカのプロレス団体「All Elite Wrestling(AEW)」を題材にしたプロレスゲームの開発を受託した。ユークスでは、これを次期主力プロジェクトにするために、最高のチームを編成し、世界に衝撃を与えるプロレスゲームの開発を行なっている。

ユークス プロレス

パチンコ・プロレス分野においては、複数タイトルの画像開発プロジェクトが終了した。

利益面については、新型コロナウイルス感染症の予防対策としてテレワーク体制などに伴う作業効率の悪化で原価率が上昇した。また、受注先1社に対する売掛債権に回収懸念があることで、販売費と一般管理費に貸倒引当金繰入額1億1550万円を計上した。

ユークス 構造改革

<関連サイト

株式会社ユークス公式サイト
2021年1月期決算短信(日本基準)(連結)
2021年1月期決算説明資料