調達した資金は、主力事業のデジタル配信サービス「ナンバーナイン」のシステム強化と事業拡大に加え、新規事業への投資に使用。
株式会社ナンバーナイン(以下、ナンバーナイン)は、既存事業の強化と新規事業開発を目的に、東証一部上場企業や大手銀行に対して第三者増資割当や借り入れを行ない、累計3億円超の資金調達を実施したことを発表した。
\リリース情報/
今回新たに資金調達と借り入れを行い、累計3億円以上の資金調達を行ったことを報告いたします。ナンバーナイン、上場企業や大手銀行より第三者割当及び借り入れを行い累計3億円超の資金調達を達成 https://t.co/lDXyNVr4Si @PRTIMES_JPより
— ナンバーナイン公式 (@no9team) March 12, 2021
2020年の電子出版市場の売上は3931億円(前年比28.0%増)と急成長しており、特に電子コミックの売上が3420億円(昨年比31.9%増)と、ここ数年においても高い成長率で市場をけん引している。
こうした市場の成長も追い風となり、ナンバーナインが提供しているデジタル配信サービス「ナンバーナイン」も、商業や同人、SNSなど様々なフィールドで活躍する733人のマンガ家に利用され、累計1793作品、3747冊のマンガの電子書籍化を行なうまでに成長(2021年2月28日時点の実績)した。
今回の資金調達は、主力事業であるデジタル配信サービス「ナンバーナイン」のシステム強化と事業拡大をはじめ、マンガ制作や企画、作家マネジメントといった新規事業への投資を目的に実施したという。
今後も「すべてのマンガを、すべての人に。」というミッションを実現させるため、事業の成長スピードを加速し、ひとりでも多くのマンガ家とクリエイターの創作活動をサポートできるよう、一歩一歩精進していくとのこと。
ナンバーナイン 代表取締役社長 小林琢磨氏のコメント
「ナンバーナインは『すべてのマンガを、すべての人に。』をミッションに掲げるマンガ業界のスタートアップです。私たちは既存のマンガ業界を変えるのではなく、マンガの可能性を拡張できるような存在でありたいと考えています。私たちにとってのマンガ家の定義を『商業や同人、SNSなどの場所にとらわれず個人で創作活動をしているマンガ家=インディペンデント作家』とし、そのインディペンデント作家さんたちが良質な作品を生み出し続ける独自のサイクルを作り出し、収益という形でマンガ家さんたちに還元できるような世界を作り上げます。そのためにも、今回調達した資金を、日本中の電子書籍ストアへの配信を可能にし、企業コラボの選択肢を拡大し、マンガの価値を最大化するために費やしてまいります。マンガをもっと、解放していきます」