2K、プロゴルファーのタイガー・ウッズ選手と長期独占契約を締結

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ゴルフゲーム「ゴルフ PGAツアー 2K」のエグゼクティブ・ディレクター及びコンサルタントにウッズ選手が就任。

Take-Two Interactive Software, Inc.(以下、Take-Two Interactive)の販売レーベルである2Kは、ゴルフプレイヤーの有名選手のひとりであるタイガー・ウッズ選手と長期に渡る独占契約を締結したことを発表した。

ウッズ選手と2Kの契約には、ゲーム「ゴルフ PGAツアー 2K」シリーズをはじめ、契約期間中に2Kが発売するゴルフゲームでウッズ選手の名前と肖像の独占使用権などが含まれているという。

また、ウッズ選手は「ゴルフ PGAツアー 2K」シリーズのエグゼクティブ・ディレクター及びコンサルタントにも就任。今後、ゲーム開発に積極的に携わっていくそうだ。

2Kは、今回の契約とあわせてウッズ選手が創設した基金「TGR Foundation」とも提携を発表。この基金は、恵まれない環境の学生にSTEM教育や大学進学プログラムを提供し、学業だけでなく人生で活躍する機会を与えることを目的に活動を行なっている。

2Kの社長 デイヴィッド・イシュマラー氏は、「ゴルフを象徴する選手といえば、タイガー・ウッズ選手です。先日の事故の報せを聞き、世界中のファンの方々と同じく私共は心を痛めており、ウッズ選手が順調に回復されることを祈っております。私たちは、競技を超越する伝説的なキャリアを持つタイガー・ウッズ選手との提携を発表することを心待ちにしておりました。彼をエグゼクティブ・ディレクターとして『ゴルフ PGA ツアー 2K』シリーズに迎えられることを、とてもうれしく思います」とコメント。

タイガー・ウッズ選手は「ゲーム界に再び戻れる日を待ち遠しく思っています。2KとHB Studiosはその実現にとって、最高のパートナーです。今回のような機会をいただけたことはとても光栄です。私の経験を活かした知識や意見を彼らと共有しながら、ゴルフゲームの未来を創っていけることを誇りに思います」とコメントした。

また、2Kは、好調な売上を記録している人気ゲーム『ゴルフ PGAツアー 2K21』や、「The Golf Club」シリーズの開発会社である、株式非公開企業HB Studios Multimedia Ltd.(以下、HB Studios)の買収に向けて、最終契約の締結中であることを明らかにした。

この買収が成立すると、HB StudiosはVisual Concepts、Firaxis Games、Hangar 13、Cat Daddy Games、Cloud Chamber、31st Unionといった企業とともに2Kが完全所有するスタジオになるが、ルーネンバーグにある開発スタジオは買収後も保持され、Take-Two Interactiveのカナダ支社であるTake-Two Interactive Canada, Inc.の本社として、事業成長を目指す計画だという。

買収について、HB Studios 代表取締役兼社長のジェームズ・シーボイヤー氏は、「ゲームをご覧いただくとすぐにおわかりのとおり、我々の作品には開発チームのゴルフ愛と知識が詰まっています。この度正式に2Kファミリーの仲間入りを果たし、『ゴルフ PGA ツアー 2K』シリーズの開発を続けられることを大変うれしく思います。『ゴルフ PGA ツアー 2K21』の開発を通じて、私たちは更なる能力や高い目標を手にしました。今後の計画を全世界のみなさまにお知らせすることを楽しみにしています」とコメント。

それに対して、2K社長のデイヴィッド・イシュマラー氏は、「2Kは今回の契約及びHB Studios の買収を通じて、今後も継続される『ゴルフ PGA ツアー 2K』シリーズの開発に対する責任を再確認し、成功を収めてきた独立スタジオというビジネスモデルの拡張と、そして世界に通じるスポーツゲームを創り上げることができる人材の経営資源に投資しました」と述べている。

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