DLE、IPクリエイション領域の売上増加などにより損失改善 営業損失5.1億円 2021年3月期決算

ソーシャル・コミュニケーション領域は商談数の増加により堅調に推移。IPクリエイション領域は新規IPの開発で増収。

株式会社ディー・エル・イー(以下、DLE)は、2021年3月期決算短信(連結)を5月12日(水)に発表した。当連結会計年度における連結業績は、売上高11億1736万円、営業損失5億1499万円、経常損失5億1075万円、親会社株主に帰属する当期純損失4億7722万円だった。

DLE 決算

DLEは、2020年3月期より決算日を6月30日から3月31日に変更したことから、当期の連結対象期間(2020年4月1日から2021年3月31日まで)は前期の連結対象期間(2019年7月1日から2020年3月31日)と異なるため、対前期増減率は記載していない。

DLE 決算 ハイライト DLE 決算 売上

経営成績に関する説明

DLEグループでは、視聴者や消費者の多様化や変化のはやい嗜好や価値観、旬な時事ネタなどを捉え、適時に対応することを強みとするファスト・エンタテインメント事業を展開し、インターネット時代にマッチしたオリジナルコンテンツを量産してきた。

ソーシャル・コミュニケーション領域においては、IPの開発、取得を行ない、動画広告などのマーケティングサービス提供、スマートフォン向けゲームアプリやメッセンジャーアプリ向けスタンプなどのデジタルコンテンツの企画開発、配信など行なっている。

当期に関しては、引き続きIPの露出先の拡大や展開手法の多様化によるIP価値の成長に連動し、各サービスを展開してきた。新型コロナウィルス感染症の影響に伴う需要減を想定していたが、WEB会議の浸透、定着による商談数の増加が受注につながり、堅調に推移した。

IPクリエイション領域に関しては、IPの新規開発、映画やテレビ、ネットメディアなどの映像コンテンツの企画開発、制作、総合的なプロデュースを行なっている。当期は、既存IPのテレビシリーズやWEBシリーズの公開により、認知度向上と世界観醸成につとめるとともに、新たな受託案件の制作にも取り組んだ。

関連サイト

株式会社ディー・エル・イー公式サイト
2021年3月期決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年3月期決算説明資料