雑誌や書籍をはじめとした出版印刷の減少に加えて、イベントの中止や延期でパンフレットなどの商業印刷も減少。
凸版印刷株式会社は、2021年3月期決算短信(連結)を5月12日(水)に発表した。当期の連結業績は、売上高1兆4669億3500万円(前期比1.3%減)、営業利益587億8900万円(同11.5%減)、経常利益580億5300万円(同13.0%減)、親会社株主に帰属する当期純利益819億9700万円(同5.8%減)だった。
経営成績に関する説明
コンテンツ・マーケティング関連では、雑誌や書籍をはじめとした出版印刷が減少し、前年を下回る結果になった。SP関連ツールと商業印刷に関しては、イベントの中止や延期、チラシ、パンフレットの減少などで前年の結果を下回った。
電子書籍関連は、コロナ禍の影響による巣ごもり需要が増加したものの、海外企業の参入が本格化し、競争の激しさが増した。そんななか、株式会社BookLiveはテレビCMを放映するなど、より幅広いユーザーの獲得に取り組んだ。