エクストリーム、コロナ禍で受託案件の獲得が滞り減収減益 営業利益7億円 2021年3月期決算

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ソリューション事業は不採算プロジェクトの見直しにより収益増。コンテンツプロパティ事業はライセンスを許諾した『ラングリッサー』の効果が一巡。

株式会社エクストリームは、2021年3月期決算短信(連結)を5月13日(木)に発表した。当連結会計年度における売上高は62億3067万円(前期比13.0%減)、営業利益は7億309万円(同49.0%減)、経常利益は7億5050万円(同42.1%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は4億9170万円(同49.1%減)だった。

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経営成績に関する説明

ソリューション事業
当期は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、上期では新規と既存契約更改などの商談機会が停滞し、一部でクリエイターやエンジニアの非稼働(休業)が発生した。

一方、稼働単価は、当期より取り組んできた不採算プロジェクトの見直しなどの施策が奏功したことで、セグメント利益率が向上した。なお、稼働プロジェクト数は5951とのこと。

上記の結果、売上高は38億9245万円(前期比8.3%増)、セグメント利益は8億3452万円(同14.4%増)だった。

受託開発事業
当期は、「保守」や「保守開発」「EPARK事業」といった案件は安定的に推移したが、「新規」案件は納品遅延による受注損失の発生があった。

ベトナムオフショア事業については、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、新規案件にかかわる商談が停滞、受注が想定通り進捗しなかったことから営業損失が発生した。

上記の結果、売上高は22億4978万円(前期比8.1%減)、セグメント損失は1億2149万円(前期はセグメント利益562万円)だった。

コンテンツプロパティ事業
当期は、ライセンスを許諾したスマートフォン版ゲームアプリ『ラングリッサー』の運営により、ライセンス許諾先である香港紫龍互娯有限公司と上海紫舜信息技術有限公司を通じて、ゲーム販売額に応じたロイヤルティ収益が発生した。

上記の結果、売上高は5億7697万円(前期比53.9%減)、セグメント利益は5億1851万円(同56.3%減)だった。

関連サイト

株式会社エクストリーム公式サイト
2021年3月期決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年3月期決算説明資料

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