モブキャストHD、モバイルゲーム事業の貢献で赤字縮小 営業損失1億円 2021年12月期第1四半期決算

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モバイルゲーム事業は『スラテン』がアニメ第2期放送の影響などで好調に推移。売上に関しては連結子会社トムスの株式売却に伴って減少。

株式会社モブキャストホールディングスは、2021年12月期第1四半期決算(連結)を5月13日(木)に発表した。当第1四半期連結累計期間のグループの売上高は12億1499万円(前年同期比40.7%減)、営業損失は1億144万円(前年同期は営業損失2億5312万円)、経常損失は1億2092万円(前年同期は経常損失2億8510万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は8625万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失2億2827万円)だった。

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経営成績に関する説明

モバイルゲーム事業
当第1四半期連結累計期間は、前期に子会社のモブキャストゲームスと株式会社ゲームゲート(以下、ゲームゲート)を吸収合併したことに伴い、ゲームゲートの得意分野であるアニメなどのIP分野で、ゲームを中心としたデジタルコンテンツのプロデュースを戦略の軸に進めている。

売上については『転生したらスライムだった件~魔国連邦創世記~(スラテン)』において、2021年1月よりテレビアニメ第2期第1部の放送が開始したことに伴う連動施策として、ゲーム内に新キャラクターの追加投入を行なったことから増加した。スポーツコンテンツのモバプロも引き続き好調であり、2月24日に日本国内で配信した『盾の勇者の成り上がり~RERISE~』も堅調に推移している。

上記の結果、売上高は5億4536万円(前年同期比38.1%減)、営業利益は3027万円(同2637.2%増)だった。

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キッチン雑貨事業
株式会社ゆとりの空間は、雑誌やテレビなどのメディアでなじみ深い料理家の栗原はるみ氏が暮らしを楽しむコツやライフスタイルを提案する生活雑貨「share with Kurihara harumi」と、レストラン&カフェ「ゆとりの空間」をプロデュースし、オリジナルの食器やキッチン雑貨、調味料、インテリア小物、エプロン、ウェアなどを全国の百貨店、アウトレットなどで販売している。

また、料理家の栗原心平氏が出演するYou Tube公式チャンネル「ごちそうさまチャンネル」を開設し、動画内で使用したキッチンアイテムやこだわりの商品、厳選した産地直送の食品を販売する「ごちそうさまチャンネル Officialオンラインショップ」をオープンし、新たな顧客獲得を進めている。

全国の百貨店などに出店している小売店舗に関しては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、2021年の年始から緊急事態宣言が再び発令され、足踏みせざるを得ない状況の中、3月24日に、栗原氏プロデュースの生活雑貨ショップ「share with Kurihara harumi 玉川髙島屋S・C店」をオープンし、意欲的に取り組んできた。

強化しているEコマースについては、「ゆとりの感謝祭」冬のセールを開催したことに加え、季節や時流にあわせた商品開発、有名企業から継続して安定的なロイヤリティ収入などを得た。

上記の結果、売上高は6億6219万円(前年同期比30.%増)、営業損失は2163万円(前年同期は営業損失3136万円)だった。

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関連サイト

株式会社モブキャストホールディングス公式サイト
2021年12月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年12月期第1四半期決算説明資料

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