KeyHolder、総合エンターテインメント事業の大幅な収益増が業績に貢献 営業利益7億円 2021年度第1四半期決算

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当第1四半期期間も恋愛シミュレーションアプリ『乃木恋』など、スマートフォン向けのゲームアプリへの支援を継続。

株式会社KeyHolder(以下、KeyHolder)は、2021年度第1四半期決算短信を5月13日に発表した。当第1四半期連結累計期間における業績は、売上収益37億600万円(前年同四半期比115.6%増)、営業利益6億9700万円(前年同四半期は営業損失1億8800万円)、税引前四半期利益10億4800万円(前年同四半期は税引前四半期損失1億8900万円)、親会社の所有者に帰属する四半期利益9億8600万円(前年同四半期は親会社の所有者に帰属する四半期損失1億3700万円)となった。

Keyholder決算

経営成績に関する説明

当第1四半期連結累計期間は、将来の収益体質向上を見据えた積極的な取り組みを行なった。

2021年1月31日には、株式会社allfuz(以下、AF)がフォーサイドメディア株式会社から、アーティストのミュージックビデオ(以下、MV)やライブDVDなどの制作を行なう映像制作事業を譲り受け、引き続き積極的な事業規模の拡大に向けた取り組みを行った。

総合エンターテインメント事業では1月以降、新規に所属する女優やタレント、アーティストが増加した一方、既存の活動状況において、所属アーティストによる新曲の発売や各種イベントの開催のほか、様々な企業やファッションブランドなどとのコラボ企画の展開など、積極的な活動を展開した。

映像制作事業については、既存の番組制作の進捗に加え、いくつかの映画製作委員会への出資を通して、撮影や各種マーケティング等で製作参加している映画が全国公開されるなど着実に実績を積み上げている。

広告代理店事業については、各種継続案件を着実に積み上げることで売上強化につとめた。

なお、各セグメントに含まれない業績への影響としては、当第1四半期連結累計期間におきまして、投資有価証券に関わる評価益3億2200万円を計上している。

セグメント別の経営成績は、次のとおり。

〔総合エンターテインメント事業〕
・ライブ・エンターテインメント部門
同部門については、株式会社ゼスト及び株式会社ノース・リバーならびに株式会社A.M. Entertainmentが、アーティストやタレント、スポーツ選手などの運営・管理を行なっている。SKE48は、2021年2月3日に27作目の新曲「恋落ちフラグ」をリリースし、発売初週オリコンチャートにおいて、同グループとして23作連続初登場1位を獲得した。

また、昨年メジャーデビューを果たしたNovelbright(ノーベルブライト)は、昨年12月11日にリリースした「ツキミソウ」がフジテレビ系「とくダネ!」の2月度お天気コーナーMONTHLY SONGとなったほか、今年2月19日にリリースした「フェアリーテール」が、スマートフォン向け映像配信アプリ「smash.」のCMソングとなるなど、引き続き企業とのタイアップも含めて、多方面で活躍している。さらに、今年でグループ結成9年目を迎えた乃木坂46は、2021年3月28日、29日と2daysにおいて、1期生、2期生による無観客での配信ライブ「9th YEAR BIRTHDAY LIVE」を実施した。

2021年1月以降、既存の所属アーティストやタレントの活動を積極的に展開する一方、「生駒里奈」や「若月佑美」をはじめとする女優のほか、「谷口めぐ」や「小栗有以」などのAKB48グループ所属の現役メンバーに加え、新たに男性ダンス&ヴォーカルグループ「ONE HUNDRED LIMINAL(ワンハンドレッドリミナル)」を結成するなど、所属アーティスト、タレントなどの拡充にも尽力している。

なお、AFが開始しているアーティストのMVやライブDVDの映像制作事業については、2021年2月1日より業績の取り込みを行なっている。

(デジタル・コンテンツ部門)
同部門につきましては、AFにおいて、累計900万ダウンロードを超える乃木坂46のメンバーとの恋愛疑似体験ができる恋愛シミュレーションアプリ『乃木恋』など、スマートフォン向けのゲームアプリの企画・管理・運営やプロモーションに関わる支援を継続して行なっている。

以上の結果、総合エンターテインメント事業の業績は、売上収益23億8200万円(前年同四半期比+398.5%)、セグメント利益7億5000万円(前年同四半期はセグメント損失1億2000万円)となった。

〔映像制作事業〕
同事業については、株式会社UNITED PRODUCTIONSが、既存の人気バラエティ番組や、所属アーティストのMVの制作案件のほか、企画立ち上げから制作までを行っている新番組「かまいガチ(テレビ朝日)」は、特番放送を経て、テレビ朝日の別番組企画内で行われた社内投票で見事1位を獲得しレギュラー化するなど、複数の番組に係る制作案件を獲得している。

出資案件として参画している映画製作委員会の案件では、「ファーストラヴ(©2021「ファーストラヴ」製作委員会:2月11日全国公開)」や「まともじゃないのは君も一緒(©2020「まともじゃないのは君も一緒」製作委員会:3月19日全国公開)」が順次全国公開されている。

また、ワイゼンラージ株式会社(以下、WL)で展開する番組制作スタッフの派遣事業については、派遣先である映像制作会社の状況に伴って、一部の制作案件では派遣の受け入れが減少しているものの、順調に推移した。

以上の結果、映像制作事業の業績は、売上収益9億2500万円(前年同四半期比△2.9%)、セグメント利益7700万円(前年同四半期比+144.1%)となりました。

〔広告代理店事業〕
同事業につきましては、主にAFにおきまして、株式会社セブン‐イレブン・ジャパンが毎年展開するセブンイレブンフェアなどの企画・提案を行なっており、「乃木坂46」をはじめ著名アーティストなどとのコラボ企画を提案し、年間を通して様々な取り組みを実施している。このほかに、大型のスポーツ祭典における広告代理店案件や、スポーツ競技における協賛協力に関わる広告代理店業務を行なうなど、行政機関や各企業からの依頼案件において実績を積み上げている。

新規事業として、株式会社FA Project(以下、FAP)にて展開するデジタル広告事業では、クライアントの要望に基づく広告案件を、Youtube等の動画配信プラットフォームを中心としたSNS媒体向けに制作し、戦略的な広告展開をはかることで、着実に実績を積み上げている。

以上の結果、広告代理店事業の業績は、売上収益2億9900万円(前年同四半期比+54.9%)、セグメント利益6000万円(前年同四半期はセグメント損失3000万円)となった。

〔その他事業〕
同事業においては、株式会社victにおいてネットスーパーに関わる配送業務のほか、ライブやイベントなどで使用する機材運搬を行う運送事業を行なうほか、当社及びAFにおいて、不動産賃貸事業を展開している。

以上の結果、その他事業の業績は、売上収益9900万円(前年同四半期比+4.7%)、セグメント損失1300万円(前年同四半期はセグメント損失800万円)となりました。

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