任天堂、任天堂宇治小倉工場用地と建屋を資料館施設にリノベーション

トランプや花札の製造などを行なっていた施設を、任天堂の商品の展示や体験が行なえる観光施設に活用。

任天堂株式会社（以下、任天堂）は、任天堂宇治小倉工場用地（京都府宇治市小倉町）と建屋を、過去に任天堂が発売した商品の展示や体験を行なう資料館「任天堂資料館（仮称）」にリノベーションして活用することを発表した。施設の完成は2023年度（2024年3月期）を予定しているとのこと。

任天堂では、以前より、任天堂のものづくりに対する考えを広く理解してもらうために、過去に発売した商品を展示する資料館施設の設置を検討してきたが、今回、近鉄小倉駅周辺の活性化をはかる宇治市からの意向を受けて、任天堂商品の資料館施設にリノベーションすることを決定したそうだ。

任天堂宇治小倉工場は、1969年に「宇治工場」として建設されたが、その後、現在の宇治工場（京都府宇治市槇島町）の建設と増改築に伴って「宇治小倉工場」へ改称。主にトランプや花札の製造、サービスセンターとしてゲーム機の修理業務を行なっていたが、2016年11月にそれらの業務を宇治工場に移管したことから、用地と建屋利用を検討していたとのこと。