【レビュー】華の帝都にサクラ舞う! あの『サクラ大戦』がカードゲームになってモバゲーに登場!

 伝説の名作『サクラ大戦』シリーズの最新作『サクラ大戦~百花繚乱夢物語~』がモバゲーに登場だ! シリーズファンも「名前だけなら聞いたことある」という人でも楽しめる、新しい『サクラ大戦』の世界へと飛び込もう!

▲「マイページ」にキャラクターを設定して、スピーカーをタップすればランダムでボイスが再生される。あの名セリフに思わずニヤニヤしてしまうかも?


『サクラ大戦』シリーズは、特別な力を持つ乙女で結成された「華撃団」を率いて悪と戦うドラマチックアドベンチャー。華撃団メンバーとの恋愛アドベンチャーとタクティカルシミュレーションを融合した名作として、セールスにおいても、またファン人気でも伝説を作ったタイトルだ。さらにゲームの世界だけにとどまらず、声優がキャラクターに扮して舞台に立つ演出の先駆けとなった歌謡ショウも話題となった。

 そんな『サクラ大戦』の最新作が本作『サクラ大戦~百花繚乱夢物語~』だが、Mobageでのサービス開始から4日で5万インストールを達成したように人気は変わらず。それもそのはず、新作とは言え歴代シリーズ作品に登場した主要キャラクターが新しい衣装で登場し、豪華声優によるボイスも搭載されている。ファンなら絶対にプレイしておくべき、サービス満点の作品なのだ。

◆新たな戦いの舞台“深層世界”で降魔を倒し人々を救え!

 今回の物語はシリーズ本編では描かれなかった「深層世界」を中心にしたもので、プレイヤーは「帝国華撃団・夢組」の隊長となり、人々を死に至らしめる「霊死病事件」を解決するために「降魔」と戦う。

 一緒に戦うメンバーは、帝国華撃団のさくら(CV.横山智佐さん)、織姫(CV.岡本麻弥さん)を始め、「巴里(パリ)華撃団」のエリカ(CV.日高のり子さん)、グリシーヌ(CV.島津冴子さん)、「紐育(ニューヨーク)華撃団」のジェミニ(CV.小林沙苗さん)、昴(CV.園崎未恵さん)など、全シリーズから集まった人気キャラクター達だ!

▲メイド風の衣装で微笑む、紐育華撃団副指令のラチェット(CV.久野綾希子さん)。新規描き下ろしのカードイラストにも注目!


▲新キャラクターの御子柴まつりが、的確なアドバイスで新人隊長の主人公をサポート! 巫女風の衣装と「~なのです!」という口ぐせがキュート。


◆シリーズ初の「着せ替え」システムであの子をコーディネイト!

 「着せ替え」はシリーズ初搭載のシステム。キャラクターに衣装や武器を装備させてステータスとグラフィックを変化させると、カードを「進化」させるほど色やデザインが豪華になるというもの。筆者もお気に入りのロベリア(CV.井上喜久子さん)をゲットしたものの、衣装がないため部屋着のような無防備な姿に。これはこれでイイけれどもなんだか申し訳ないので、早く衣装を着せてあげたいと思わされてしまった。

▲クエスト中にカードを入手するとその場で「進化」できる。ステータスに加えてグラフィックも変化し、着せ替えがさらに楽しくなる。


▲ガチャや「贈り物」でアイテムを入手した場合は「メニュー」の「進化」や「マイページ」の「着せかえ」からカードを選んで進化可能。

◆「クエスト」と「戦闘訓練」で効率よくポイントを回復!

 物語を進める「クエスト」の進行には「AP」を消費するが、「戦闘訓練」で回復でき、戦闘訓練で消費する「BP」は「レイドボス」、「レアレイドボス」を攻撃すると回復することがある。ボスを攻撃すると「EP」を消費するが「クエストボス」との遭遇で回復できる。

 つまり、戦闘訓練、クエストでのレイドボス/レアレイドボス戦、エリアボス戦といった3つのバトルを巡回することで、クエストを効率よく進められる仕組みになっている。報酬でもらえる回復アイテムも併用すれば、どんどん物語を進められるし、のんびり楽しみたい人は時間経過の回復に任せて少しずつ遊ぶこともできるのだ。

▲戦闘訓練は最大4対4のチームで行なう対人戦。プレイヤー同士で各人の「VP」を奪い合い、試合終了時に総合VPが多いチームが勝者となる。


▲強力なレアレイドボスに苦戦したら、プレイヤー同士で結成する「華撃団」に参加してみよう。団員同士で協力して立ち向かえるのだ!

◆シリーズのファンはもちろん、初めての人にもオススメ!

 初めて『サクラ大戦』を知った人でも、かわいい女の子たちがたくさん登場する着せ替えカードバトルゲームとして楽しめるし、キャラゲーにありがちな、登場キャラクターのことを知らないと損をするという要素もない。「当時、興味があったけど手を出さなかった」、「今から知りたい」という人も、このゲームで『サクラ大戦』の雰囲気はたっぷり味わえるだろう。

 もちろん、シリーズのファンなら迷わずプレイするべきだ。懐かしさと同時に胸が熱くなる……まるで昔の恋人に会ったようなときめきが味わえるはずだ。