ポールトゥウィン・ピットクルーHD、ノンゲーム市場からの受注増加で増収増益 営業利益15億円 2022年1月期第2四半期決算短信

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主事業のデバッグ・検証事業の好調に加えて、ネットサポート事業、その他事業も好調に推移。

ポールトゥウィン・ピットクルーホールディングス株式会社(ポールトゥウィン・ピットクルーHD)は、2022年1月期第2四半期決算短信[日本基準](連結)を9月3日に発表した。当第2四半期連結累計期間の売上高は154億8492万8000円(前年同期比24.9%増)、営業利益は15億1226万6000円(同18.5%増)、経常利益は15億4901万8000円(同5.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は9億811万円(同0.5%増)となった。

ポールトゥウィンピットクルーHD2022年1月期第2四半期決算

経営成績に関する説明

ポールトゥウィン・ピットクルーHDグループは、顧客企業の事業多角化や海外展開、業務プロセスの高度化や複雑化に伴い発生する業務のアウトソーシング事業者として、「人」によるチェック、テスト、モニタリングや審査等のサービスを提供している。

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市場において新たなサービスが創出されることにより、デバッグ・検証事業及びネットサポート事業ともにビジネスチャンスにつながっている。当第2四半期連結累計期間においては、ポールトゥウィン・ピットクルーHD及び主要子会社の営業・管理部門を同一オフィスへ集約するため、2月に本社移転・増床を行なった。また、同社は経営効率化の観点から、3月に中間持株会社であるペイサー株式会社を吸収合併した。ポールトゥウィン株式会社では、メディア・コンテンツ関連事業の拡大をはかることを目的として、2月に株式会社CRESTへゲームの難易度等のチューニング、開発サポートに関する事業を譲渡した。

また、ゲーム以外のソフトウェアやシステム開発を受託すると同時に第三者検証サービスも受託することを目的として、7月に株式会社MSDホールディングスを子会社化した。株式会社キュービスト及び株式会社CRESTは、両社のメディア・コンテンツ事業分野におけるシナジーを向上させるために、4月に同一ビルへ本社移転・増床を行なった。

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ピットクルー株式会社では、今後の受注増加を見据え、新潟サービスセンター開設、仙台サービスセンターを移転・増床した。

海外では事業拡大を目的として、OneXP LLC(米国現地法人)、OneXP UK Limited(英国現地法人)及び1518 Studios Rus LLC(ロシア現地法人)を設立した。

国内拠点と海外11ヵ国18拠点の連携により、デバッグ、ローカライズ、音声収録、ゲーム開発・マーケティング支援、モニタリング、カスタマーサポート等の「ワンストップ・フルサービス」の提供をグローバルで推進した。

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セグメントごとの経営成績は、次のとおり。

デバッグ・検証事業
当事業においては、国内外グループ会社の連携をはかることで、国内外ゲームソフトメーカーのグローバル展開サポートにつとめ、デバッグ、ローカライズ、カスタマーサポート(海外)、音声収録等のゲームソフトメーカー向けアウトソーシングサービスの受注を推進した。株式会社クアーズでは、ノンゲーム市場における第三者検証サービスの受注が増加した。株式会社キュービスト、株式会社カラフル、株式会社CRESTでは、グラフィックやゲーム・アニメ制作に関連するメディア・コンテンツ事業の拡大を推進した。また、ポールトゥウィン株式会社では政府のGIGAスクール構想に基づく学校ICT化サポート事業者として、タブレット端末のキッティングサービスを受注した。

この結果、デバッグ・検証事業の売上高は117億6476万5000円(前年同期比27.3%増)、営業利益は11億6034万7000円(同6.4%増)となった。

ネットサポート事業
当事業においては、QRコード決済や仮想通貨等のフィンテック関連サービスにおける不正モニタリング、本人確認手続き、アンチマネーロンダリングや振る舞い検知サービスの受注が増加した。AI関連サービスにおけるデータ認識評価や、デバッグ・検証事業との営業連携によりゲーム市場向けのカスタマーサポートの受注も増加した。また、ピットクルー株式会社では政府のGIGAスクール構想に基づく学校ICT化サポート事業者として、ICT環境整備の設計等のサービスを受注した。

この結果、ネットサポート事業の売上高は35億6084万7000円(前年同期比16.5%増)、営業利益は3億6428万2000円(同59.9%増)となった。

その他
Palabra株式会社において、今後の映像バリアフリー化時代を見据え、テレビ番組や映画のバリアフリー字幕や音声ガイド制作のサービスを提供している。アイメイド株式会社において、医療機関で働く外国人人材のビザ取得や就学等、国内生活手続きをサポートするサービスを提供している。

この結果、その他事業の売上高は1億5931万6000円(前年同期比58.3%増)、営業損失は730万6000円(前年同期は6807万1000円の損失)となった。

関連リンク

ポールトゥウィン・ピットクルーホールディングス株式会社

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