GameWith、eスポーツやブロックチェーンゲームの伸長で売上増 営業利益3400万円 2022年5月期第1四半期決算短信

企業の広告出稿は増加傾向にあるものの、昨年の巣ごもり需要のピークを越えたことで動画配信の売上が減少。

株式会社GameWith(以下、ゲームウィズ)は、2022年5月期第1四半期決算短信を10月6日に発表した。当第1四半期連結累計期間の売上高は7億1200万円(前年同期比3.7%増)、営業利益は3400万円(前年同期は営業損失7000万円)、経常利益は3200万円(前年同期は経常損失7300万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1800万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失7700万円)となった。

ゲームウィズ2022年5月期第1四半期決算

経営成績の説明

当第1四半期期間のゲームウィズグループにおいては、ゲーム情報メディア「GameWith」等にて、①ゲームを有利に進めるための情報を提供する「ゲーム攻略」、②ゲームを見つけるための情報を提供する「ゲーム紹介」、③専属のゲームタレント及びeスポーツ選手が動画プラットフォーム上で行なう「動画配信」という主な3つのコンテンツの提供と充実をはかることに経営資源を投下することで、「GameWith」等のメディアの価値を高めてきた。ゲームウィズグループの事業は、上記コンテンツをWebサイト及びアプリの利用者に提供し、そこに表示される広告枠を販売すること等により収益を得ている。

当第1四半期連結累計期間においては、新型コロナウイルス感染症の影響により広告出稿を控えていた企業も徐々に出稿を増やしており、「GameWith」等のページビュー当たりの広告単価は改善傾向にあったが、ページビュー数は低い水準で推移した。

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このような環境下において、ゲームウィズグループはゲーム攻略やゲーム紹介といった既存事業の拡大に取り組むだけでなく、新たにeスポーツ領域に注力することで今後の事業を拡充することにつとめてきた。

eスポーツ領域は、話題性があることはもちろん、ゲームウィズグループが2018年から培ったプロゲーミングチームの運営ノウハウや動画配信など、他社にはない経営資源に更なる磨きをかけることで差別化をはかってきた。一般的にスポンサー収益が多くを占めるため安定的な収益を得ることが難しいとされているeスポーツ領域においても、eスポーツ選手による積極的な配信やグッズの販売、ファンクラブの運営などにバランスよく取り組むことで、安定的かつ収益の拡充が見込まれるビジネスモデルの確立を実現していく。

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なお、ゲームウィズグループは「メディア事業」の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載をしていない。

関連リンク

株式会社GameWith
2022年5月期第1四半期決算短信