オリジナルタイトル『クラッシュフィーバー』が安定的に推移するも、前期の周年イベントの反動減で増収減益。
ワンダープラネット株式会社(以下、ワンダープラネット)は、2021年8月期決算短信[日本基準](非連結)を10月13日に発表した。当事業年度の売上高は35億8560万6000円(前年同期比4.4%増)、営業利益は2億6061万8000円(同21.7%減)、経常利益は2億6105万7000円(同21.4%減)、当期純利益は8億2545万7000円(同268.1%増)となった。
経営成績に関する説明
ワンダープラネットでは、2020年2月以降、従業員や関係者の安全や健康と、事業の継続性を確保するため、リモートワーク等の「新しい働き方」とそれに付随する各種施策を推進しており、「新しい働き方」移行後も、同社のサービスの開発・運営に特段の影響なく、安定的に事業推進している。
ワンダープラネットのエンターテインメントサービス事業においては、オリジナルタイトル『クラッシュフィーバー』のユーザー満足度向上につとめ、日本国内のみでなく同タイトルの繁体字版、英語版による海外展開も推進し、同タイトルの中長期的な運営に取り組んでおり、全世界のダウンロード数は1300万を突破し、ユーザー数は引き続き安定的な推移となったが、前期の6周年イベントの反動減がみられ、想定通りの効果が得られない状況があった。
また、LINE株式会社との協業タイトル『ジャンプチ ヒーローズ』も、日本版及び繁体字版を配信しており、全世界のダウンロード数は1700万を突破しているものの、下半期以降、ユーザー獲得が想定通りに得られていない推移が続いた。
さらに、2020年9月には株式会社サムザップとの協業タイトル『この素晴らしい世界に祝福を!ファンタスティックデイズ繁体字版』の配信を開始し、ダウンロード数は100万を突破しているもののユーザー数は減少傾向が続いている。