サイバーエージェント、ゲーム事業の好調で過去最高の業績を達成 営業利益1043億円 2021年9月期決算短信

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『ウマ娘 プリティーダービー』や『NieR Re[in]carnation』など、新作タイトルのヒットが業績に貢献。

株式会社サイバーエージェント(以下、サイバーエージェント)は、2021年9月期決算短信[日本基準](連結)を10月27日に発表した。当連結会計年度の業績は、売上高6664億6000万円(前年同期比39.3%増)、営業利益は1043億8100万円(同208.1%増)、経常利益は1046億9400万円(同209.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は415億5300万円(同528.8%増)となった。

サイバーエージェント2021年9月期決算

経営成績の説明

サイバーエージェントグループは、スマートフォン市場の成長を取り込む一方で、中長期の柱に育てるため「ABEMA」への投資を行なった。

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セグメント別の経営成績は次のとおり。

メディア事業
メディア事業には、「ABEMA」、「WINTICKET」、「Ameba」等が属している。

新しい未来のテレビ「ABEMA」への投資をしつつ、売上高は828億6900万円(前年同期比45.1%増)、営業損益は151億4100万円の損失計上(前年同期間182億6700万円の損失計上)となった。

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インターネット広告事業
インターネット広告事業には、インターネット広告事業本部、AI事業本部、株式会社CyberZ等が属している。

広告効果の最大化を強みに、過去最高の売上高を更新し、売上高は3213億1300万円(前年同期比19.3%増)、営業損益は225億7000万円の利益計上(同7.1%増)となった。

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ゲーム事業
ゲーム事業には、株式会社Cygames、株式会社Craft Egg、株式会社サムザップ、株式会社アプリボット等が属している。

新規タイトルが大きく貢献し、売上高は2627億5100万円(前年同期比68.6%増)、営業損益は964億4500万円の利益計上(同217.9%増)となった。

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投資育成事業
投資育成事業にはコーポレートベンチャーキャピタル、株式会社サイバーエージェント・キャピタルにおけるファンド運営等が属しており、売上高は64億4100万円(前年同期比57.4%増)、営業損益は44億800万円の利益計上(同43.7%増)となった。

その他事業
その他事業には、株式会社マクアケ、株式会社CAM、株式会社ゼルビア等が属しており、売上高は217億4400万円(前年同期比10.9%増)、営業損益は4億7900万円の利益計上(同63.1%減)となった。

関連リンク

株式会社サイバーエージェント
2021年9月期決算短信[日本基準](連結)
2021年9月期決算説明会資料

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