ミクシィが持つノウハウを活用して、ファンやサポーターに愛され、挑戦していくFC東京の発展をサポート。
株式会社ミクシィ（以下、ミクシィ）は、11月22日の取締役会において、Jリーグクラブ「FC東京」を運営する東京フットボールクラブ株式会社（以下、東京フットボールクラブ）が第三者割当増資にて発行する株式を引受け、子会社化することを決議した。
この決議は2021年11月25日のJリーグ理事会で承認を受けたあと、12月10日の東京フットボールクラブの臨時株主総会での承認を経て正式決定となり、株式引受実行日は2022年2月1日を予定しているとのこと。
FC東京を運営する東京フットボールクラブは、1998年10月に設立され、Jリーグに参入。以降、基本理念にもある「都民のための地域密着型Jリーグクラブ」として、地域社会･行政･企業の協力のもと、東京エリアに根差した活動を行なっている。
ミクシィは、これまでSNS「mixi」やスマホゲーム『モンスターストライク』など、友人や家族といった親しい人と一緒に楽しむコミュニケーションサービスを提供し、成長してきた。現在は「エンタメ×テクノロジーの力で、世界のコミュニケーションを豊かに」を中期経営方針に掲げ、デジタルエンターテインメントおよびスポーツ領域での事業成長に注力しており、2019年にバスケットボールBリーグ所属の「千葉ジェッツふなばし」がミクシィのグループ会社となるなど、プロスポーツチームの経営にも取り組んでいる。
ミクシィは、FC東京のビジョン、地域密着・社会連携などさまざまな活動に対して共感し、2018年からスポンサー・少額株主として、他の株主様、スポンサー様と共に応援をしてきており、2019年からはマーケティングパートナーとして、ミクシィがエンターテインメント領域で培ってきたノウハウをいかし、FC東京のファン・サポーターの人々が、仲間と一緒に楽しめるような空間の提供などの支援を行なっている。
その結果、2019年、クラブの平均来場者数は3.1万人を越え、成績面でもリーグ2位となり、2020年にはACL出場も果たしたが、一方で2020年、2021年シーズンは新型コロナウイルスの影響が大きく、無観客や5000人制限での試合開催が続き、入場料収入が大きく減収するなどの状況にあるという。
こういった中で、主要株主および関係者で協議を続けてきたが、このたびミクシィが第三者増資を引き受けることにより、これまでの主要株主の力も合わせて、より一層のクラブの発展・成長に貢献できる形への合意にいたったとのこと。
ミクシィは、これまでのクラブの伝統、歴史を尊重しながらも、ミクシィがもつDX、ファンコミュニティ、プロモーション、ファンイベント、SNS活用、CSR活動などの経営ノウハウをプラスし、よりファンやサポーターに愛され、挑戦していくFC東京の発展をサポートを行なうことに加えて、東京フットボールクラブの株主として、Jリーグ規約をはじめとするJリーグの諸規定及び公益財団法人日本サッカー協会が定める諸規定を遵守し、またJリーグが掲げる理念、活動方針及びJリーグ百年構想の推進のためクラブヘの支援を継続していくそうだ。
