クレーンゲーム景品は、2Q累計で過去最高売上利益を達成。新規事業の海外物販、高価格帯ホビーは高い成長率を維持。
フリュー株式会社(以下、フリュー)は、2022年3月期第2四半期決算短信[日本基準](連結)を11月12日に発表した。当第2四半期連結累計期間の連結業績は、売上高167億2800万円、営業利益26億8700万円、経常利益26億9400万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は18億6100万円となった。
経営成績の説明
フリューグループは、企業理念「人々のこころを豊かで幸せにする良質なエンタテインメントを創出する!」のもと、プリントシール事業の拡大、若年女性層の顧客基盤を活用したマネタイズの多様化、キャラクターIP(知的財産)を利用した商品販売に注力している。
セグメント別の経営成績は、次のとおり。
プリントシール事業
プリントシール事業においては、感染拡大の第4波、第5波と厳しい市場環境が続くなか、当第2四半期連結累計期間のプレイ回数は1483万回(前第2四半期累計期間は1264万回)となった。また、6月に新機種「97%(キューナナパーセント)」を発売した。
この結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は32億1600万円、営業損失は7800万円となった。
コンテンツ・メディア事業
コンテンツ・メディア事業におきましては、プレイ回数は前年同期比で増加したものの、プリントシール画像取得・閲覧サービス「ピクトリンク」の有料会員数は伸び悩み、2021年9月末142万人となった。
また、広告事業については、案件数の増加に伴い、売上が増加した。
この結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は40億5500万円、営業利益は16億8600万円となった。
キャラクタ・マーチャンダイジング事業
キャラクタ・マーチャンダイジング事業においては、人気漫画作品等の多数の新規キャラクター版権の獲得とその商品化を行ない、クレーンゲーム景品及び高価格帯ホビー商品の販売が好調に推移した。
この結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は79億1600万円、営業利益は17億7600万円となった。
ゲーム事業
ゲーム事業における事業別の取り組みは、以下のとおり。
家庭用ゲームソフト事業については、6月に新作タイトルの『Caligula2(カリギュラツー)』を発売した。
ゲームアプリ事業においては、9月末に新作タイトルの『恋愛戦国ロマネスク~影武者姫は運命をあやなす~』をリリースした。
アニメ事業は、TVアニメ「ゆるキャン△ SEASON2」のBlu-rayの販売を中心に好調に推移した。
この結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は15億3800万円、営業利益は7400万円となった。