【レビュー】個性豊かなモンスターが多彩な戦術を生む! タワーディフェンスゲーム『千年の巨神』は、見た目の可愛さとは裏腹にかなり歯応えある内容だ!!

 一流のモンスター使いを目指して修業に励む主人公が、強大なモンスター“巨神”たちを倒すべく激闘を繰り広げるタワーディフェンスゲーム『千年の巨神』。11月4日(火)に配信がスタートし、3週間で早くも50万ダウンロードを突破したこの話題作を早速レビューしちゃいましょう!

導入マンガ
▲各ステージの合間では、漫画のコマ割りのような演出でストーリーが展開。これがまたコミカルな内容で面白く、ついつい先が見たいがためにプレイしてしまう。

千年の巨神01
▲タワーディフェンスゲームのなかでも、横スクロールでゲームが展開するラインディフェンスの類に入る本作。画面せましと大量のモンスター同士が激突するようすは、実に迫力満点だ。 

◆モンスターを召喚するタイミングが勝敗を大きくわける!

 ゲームのルールはいたって簡単。とにかく召喚パワーが許す限りモンスターを召喚しまくって敵の拠点を破壊、ステージによっては中ボスや凶暴な巨神を撃破すればクリアとなる。逆に敵のモンスターに自分の拠点を破壊されてしまうと敗北となってしまうわけだ。

モンスターはいつでも自由気ままに召喚できるわけではない。召喚パワーが必要で、徐々に貯まる仕組みなうえ、召喚するとそのコスト分は減ってしまうので、強力な高コストのモンスターを召喚するためには、じっとパワーが貯まるのを待つことになる。その間にも、敵のモンスターは我先にと拠点へ攻め込んでくるので、現状のパワー内でどのようにモンスターを召喚して戦術を組み立てるかが、本作の難しさでもあり、面白さでもある。

千年の巨神02
▲一度召喚したモンスターは、再度召喚するまで待機時間が発生する。できるだけ無駄に待つ時間をつくらないよう、召喚するタイミングにも気を配りたい。

千年の巨神03
▲ひたすら攻撃を続け、敵の拠点の耐久度を0にすれば撃破成功! その際、敵のモンスターが残っていてもクリアとなる。ちなみに同時に画面に召喚できるモンスターは50体までだ。

◆モンスターの動きをしっかり観察することが最強チーム結成への近道!

 モンスターは基本的に「バランス」「まもり」「えんきょり」「ひこう」と4種のタイプに分類され、まもりタイプは体力が比較的高く設定されていたり、えんきょりタイプは離れた敵を攻撃できたりと、それぞれ異なる特徴をもっている。

さらに「火」「水」「木」「無属性」といった4種の属性があり、属性間で得手不得手がある。モンスターのチームを組む際は、攻略するステージに出現する敵の種類に合わせ、タイプと属性を考えたうえでのメンバー選びが必要となってくる。

千年の巨神04
▲ひこうタイプは体力がさほど高くないものの、バランスタイプとまもりタイプからは攻撃を受けないのが利点。敵側にひこうタイプ、えんきょりタイプがいないときは、一方的に攻め立てることも可能だ。

千年の巨神05
▲手持ちのモンスターでチームを組んで各ステージへ出撃。緊急時にすぐに対応できるように、コストが低いまもりタイプは必須。敵のひこうタイプの迎撃用に、ひこうタイプかえんきょりタイプのどちらかも用意しておきたい。

千年の巨神06
▲ステージ終了時に獲得、またはモンスター同士の合成によって経験値を得ることで、モンスターはレベルアップ。一定のレベルまで上がるとモンスターは進化し、より強力なステータスを身につけることになる。進化に特別な素材など必要としないので、手軽に育成が楽しめるのがうれしいところ。

 使用するモンスター選びでもっとも重要なのは、それぞれの個性をしっかり見極めること。同じタイプのモンスターでも、移動速度や攻撃速度も違えば、体格も大きく違ってくる。えんきょりタイプやひこうタイプにおいては、攻撃の軌道もモンスターによってさまざまなので、いかに自分の目指す戦略に合っているのか、ほかのモンスターとの相性はどうなのかをしっかり考えていかないと、後々苦戦を強いられることになってしまう。

個性の違いは一見厄介に思えるかもしれないが、実際にプレイしてみると、この個性を見定めながらメンバー調整するのが実に面白く、ついつい時間を忘れて没頭してしまうことに。また、いろいろ試行錯誤することで、モンスターへの愛着が一層強くなることも間違いないだろう。

千年の巨神07
▲えんきょりタイプの移動速度が速いと、盾役のまもりタイプを追い越して敵陣に突っ込んでしまうことも。

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▲同じようなメンバー構成でも、ちょっと攻撃の軌道が異なるえんきょりタイプを使うだけで、難攻不落であったステージが突破できることも。なかなかクリアできないときは、メンバーの見直しが必要だ。

◆強力なサポート効果で攻略をグッと楽にする拠点とホームの強化!

 戦場に配置する拠点や本拠地であるホームの強化も、ステージ攻略に重要な役割を果たすことを忘れてはならない。拠点は複数の種類があり、それぞれ性能や攻撃能力が違う。どの拠点を使うかも戦術の重要な要素のひとつだ。また強化を進めると、召喚パワーの初期値アップやモンスターの体力の底上げなど、多種多様なサポート効果を発揮する。強化前と後ではサポート効果の性能が雲泥の差なので、モンスター育成と同じぐらい拠点の強化にも力を入れておきたい。

 ホームの強化も重要なポイント。拠点と比べると費用は高めだが、1チームのモンスター数を増やしたり、獲得ゴールドや経験値を増やすなど、より強力なサポート効果を発揮するので、忘れずに強化を行なってほしい。

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▲チームとともに戦場へと出撃する拠点。(常)と書かれているものは、その拠点を使わなくても効果が発動する効果。(専)と書かれているものは、拠点を使ったときにのみ発動する効果だ。(常)の効果の恩恵をつけるためにも、早い段階で新たな拠点の開発に取り組むようにしよう。

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▲単に戦闘に関係する効果だけではなく、プレイ環境に影響ある効果も多いのがホーム強化の特徴。出撃するたびに減っていく冒険ポイントの復活時間を短くする効果まで用意されている。

◆各ラウンドでの基本戦術を覚えれば初心者でもガンガン攻略できる!!

 すべてのステージが、3ラウンド構成となっている本作。ラウンドによって異なる“やるべきこと”を、できるか否かがステージ攻略に大きな影響を及ぼすことになる。そこでここでは、もっとも基本的な攻略ポイントとして、各ラウンドでの“やるべきこと”について解説していこう。

 1ラウンド目は一部を除き、両陣営ともモンスターがいない状態で幕を開ける。まず優先すべきは、召喚パワーのレベルアップ。レベルが上がると、パワーの最大値が増えるだけではなく、上昇スピードもアップするので、結果的にモンスター召喚がしやすくなることに。敵もいきなり大群で襲ってくるわけではないので、コストが低いまもりタイプやひこうタイプを最小限で召喚しつつ、レベルMAXまで上げてしまおう。あとは次のラウンドに備え、まもりタイプを多めに召喚しつつ、そのほかのモンスターで拠点を撃破しよう。

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▲画面右下に表示されているのが召喚パワーのレベル。ラウンド2以降は最初から敵がわんさか出撃してくるので、数が少ないラウンド1でしっかりMAXまで上げておくこと。

 2ラウンド目は、敵側もモンスターが召喚されている状態でスタート。前線の盾となるまもりタイプを定期的に召喚しつつ、えんきょりタイプなども補充していき、攻撃に厚みをもたせていこう。前線が敵陣側に押し寄せ、召喚パワーに余裕が出はじめたら、コストが高いモンスターを召喚しておくと良い。

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▲まずはまもりタイプで強硬な壁を築き、敵に押し込まれないようにすることが大切。敵の数が減ってきたら、まもりタイプをほどほどに召喚しつつ、攻撃陣を厚くしてラウンド3に備えよう。

 強敵が出現しないステージでは、基本的に2ラウンド目と同じ戦法を繰り返していれば、3ラウンド目も突破可能。中ボスや巨神が待ち受けている場合は、否応がなしに持久戦になりがちだが、数で守る戦術が有効なので、とにかくコストが低いまもりタイプを大量に召喚しつつ、合間に攻撃陣を補充する作戦で耐え抜こう。特に序盤は体力が非常に多い高コストのモンスターに頼るよりも、低コストを絶えず召喚し続けたほうが突破されにくい。

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▲比較的体力が多いまもりタイプでさえ、1~2撃で倒されることが多い巨神とのバトル。どうせ瞬殺されるなら、コストが低いモンスターを大量に送り込んだほうが足止めとして効果的だ。

◆配信したての今だからこそ、まずはプレイしておきたい!!

 まだ配信がはじまったばかりの本作。記念キャンペーンなども数多く開催されていて、モンスターガチャを回すのに必要なラピスやチケットもどんどん手に入るうえ、レアモンスターがゲットできるイベントも続々開催されている。このビッグチャンスの期間を逃さないよう、面白いかどうかを考える前にまずはプレイ! 気づけばすっかり巨神退治に夢中になっているはずだ。

千年の巨神14
▲今後もさまざまなキャンペーンやイベントが予定されているとのこと。ラピスやチケットを大量ゲットして、ガチャで強力なモンスターを手に入れよう。このチャンスを逃したら後悔すること間違いなしだ!!

開催中のキャンペーンは公式サイトでもチェック!
http://www.1000kyoshin.com/

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