【Ingress情報局・TAPPLI支部】[上級エージェント編]#Shoninの現地レポートと3月後半のIngress情報! 早くも次回公式イベント決定!

◆3月下旬の『Ingress』ニュース

★『Ingress』にもエイプリルフールネタ。まさかのパックマン!

パックマン

 例年どおり、4月1日はネット各地でエイプリルフールネタがあふれていましたが、『Ingress』でもまさかのエイプリルフールネタ。自分がパックマン、ポータルがモンスター、XMが餌といった感じで変化し、さらにサウンドまわりも起動時にスタートジングル、XM吸収音がエサを食べる音……などなど、遊び心満載でした。

★早くも次回XM Anomaly決定! 次回は6月20日・石巻!

 先週行なわれたXM Anomaly Kyotoの最後で「年末には帰ってくるだろう」と予告があった大規模公式イベント、なんと1週間経った本日未明、Ingress公式よりが「6月20日、石巻に決まりました」とアナウンスがありました。ルールなどはもちろんこれからですが、発表から6時間しか経ってないのにすでに700人が参加表明をしています。本気勢はいまから前日のホテルを押さえましょう!

◆XM Anomaly Kyoto開催。Ingress最大の戦いの結果は?

 去る3月28日、京都にて公式イベント・XM Anomaly Kyotoが開催されました。各地のエージェントによるレポートはGoogle+を中心にアップされておりますので、Resistanceの1チームリーダーとしての現地の様子をレポートします。

★3月26日(木曜)・嵐山

 26日は京都観光を行ないました。嵐山周辺を探索して、多重Control Field(以下「CF」)を組んだりしながらポータルめぐりを行ないました。

嵐電嵐山駅
▲夜の嵐山駅。ライトアップされてすごく綺麗でした。

★3月27日(金曜)・下見

 前日の27日に、担当となるポータル周辺の下見にチームメイトと共に向かいました。ポカポカ陽気の中、まずは開会式会場となる円山公園へ。会場の音楽堂には閉まっていて入れませんでしたが、入口の確認ができました。しばらくいると次々にエージェントがやってきては、やはり入口の確認を行なっていました。どちらの陣営か、どこからきたのか、前回の#Darsanaのときの思い出話などで交流しました。

円山公園
▲開会式前日の会場。翌日ここがエージェントであふれかえることに。

 その後は京都市役所、二条城、同志社大学東側といったエリアを下見しました。Google+上でフラッシュファームの情報を得て現場へ向かい、地元エージェントの方々と担当エリアや最新の情報交換をしつつ、物資の補給を行ないました。最終調整はこれで完了です。

★3月28日(土曜)・#Shonin当日・朝

 開会式は#Darsana以上の人であふれかえることが予想できたため、早めに会場入りしようと宿泊先を出発し、円山公園に8時半ごろに到着すると、すでにおおよそ100名ぐらいのエージェントが列を作っていました。

入口
▲8時半の時点ではこの先ぐらいまでの人でした。

 ここからどんどん人が増えていき、周辺を埋め尽くしそうな勢いもあって入場開始時間が少し前倒しされて9時半前に開場となりました。#Darsanaの時と同じようにパケット(コードの入った小袋)と、伊藤園(スポンサー)のお茶が配られました。

お茶
▲Resistance向けにパッケージが青がはいったものと、おなじみの緑パッケージのもの、両方用意されていました。さすが!

 みるみるうちに会場内は人で埋め尽くされ、さらに会場の外も入れないエージェントたちであふれてしまいました。イベント開始を待つ間にも、両陣営により巨大CFへの妨害工作が開始され、すでに戦いは始まっていることがわかりました。

妨害リンク
▲中国・上海から、そして南大東島とその規模に驚かされる妨害リンク

★3月28日(土曜)11時30分・イベント開始

 11時半、Niantic Labs川島さんからの挨拶が始まり、目測ではあるものの、#Darsanaを超える数のエージェントが集まったことが告げられると、会場内は大きなどよめきが起こりました。続いてジョン・ハンケ氏による挨拶が行なわれました。
 当初の予定にはなかったのですが、川島さんから突然の呼び出しで京都のエージェントを代表して、京都のCROSS FACTION MEETUPの主催の一人・烏丸貴音(エージェント名:TAKANELOVE)さんによる挨拶が行なわれました。

川島
▲川島さんによる挨拶からスタート。

ハンケ
▲すっかりおなじみ感のあるハンケさん

烏丸
▲急きょ呼ばれた京都のエージェントの烏丸貴音さん。京都Resistanceのカリスマアイドル(!?)です。「貴音」の由来は『アイドルマスター』のプロデューサーでもあるから、とか。

 それぞれ挨拶のあと、記念撮影を行なおうとしたら、ハンケさんが会場にいない! というトラブルが発生。このときハンケさんは会場に入れなかったエージェントに、AXA Sheildのカードを配っていたんだそうです。その後ハンケさんは無事戻ってきて、全員で記念撮影を行ないました。

雄叫び
▲実はこのほぼ中心に筆者(VAT)がいます!

★3月28日13時前・青に沈む京都、そして開始後さらに草原が覆いかぶさる!

 MEASUREMENT 1付近のゼスト御池にて昼食を取ったのち、担当エリアである京都市役所へ。移動中にスキャナーを確認すると朝とは違った状況で、日本の海岸線あちらこちらで両陣営による妨害リンクの展開が行なわれていました。

11時
▲11時頃からどんどん展開されていた妨害リンク。

 そんななか、13時前。スキャナー画面が一面の水面に。Intel Mapを確認すると播州、三重、北陸を結んだ多重CFが京都を覆ったのでした。

京都CF

水没京都

 これにはResistanceのチームメンバー全員、俄然盛り上がります。京都市役所前に到着するとすでに多数のエージェントが集まっていました。

京都市役所
▲開戦直前の京都市役所。パッと見はEnlightenedの方が多かった印象です。

★3月28日14時・MEASUREMENT 1・京都市役所前

 14時からMEASUREMENT 1の開始でしたが、その15分ほど前からポータルの奪い合いが始まりました。前回の#Darsanaではっきりしたことですが、計測前からポータルを確保しておかないと、改めてポータルを奪うことが非常に困難で、さらに強力なAXA Shieldの登場によって、その傾向がより強くなったことが確認されていました。
 そのため、私たちのグループは別動班が事前に担当ポータルに対してJarvisを使って反転(青→緑)をかけ、反転した時間を情報共有。計測時間前、免疫時間終了直後を狙って再度反転をかける……という作戦をとりました。
 ここでは先にEnlghtenedに仕掛けられたため、そのままなし崩し的に戦闘に入りました。計測中はサーバーのラグで反映が遅れてしまうため、どういう状態であってもレゾネーターを挿す、MODを入れる、XMPバースターを撃つ……を繰り返して実行します。
 14時過ぎ。水没していた青の色が少し変わります。HO(Google Hangout)を見ていると、Enlightenedがまた大きく日本を囲うCFを構築したのと連絡が入りました。今回はカムチャツカ半島、台湾、伊豆諸島を使った巨大CFでした。#Darsanaに続いてまた先にやられたのですが、現地はただただ、目の前の攻防を頑張りつづけるだけでした。

青緑CF
▲両陣営とも広域多重CFを組んだため、道が見えない状態に!

 計測時間が終わると、次のMEASUREMENT 2の担当エリアへ移動しました。MEASUREMENT 1においては、私が担当したポータルは勝っていたのですが、陣営全体としては惨敗でした。またこのとき、あまりのサーバーの遅延のため、運営からの回避策として、一時的にIntel Mapの停止措置が取られました。

公式結果URL
https://plus.google.com/+Ingress/posts/ih6FKV4tb2M#+Ingress/posts/ih6FKV4tb2M

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 Intel Mapが停止中だったため、Enlghitenedの巨大CFに関して、Ingress公式アカウントからアナウンスがありました。

https://plus.google.com/+Ingress/posts/DCs9cJiF55k#+Ingress/posts/DCs9cJiF55k

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★3月28日15時前・MEASUREMENT 2・二条城。

 キツイ戦いが続きます。MEASUREMENT 2の担当エリアであった二条城南部へ移動中、テレビ局がこの戦いの様子を撮影していました。同じグループの方はこの撮影クルーによってインタビューを受けていたそうです。

 そのまま進むと二条城南側の担当ポータル直前のところで前から川島さんとハンケさんがやってきました。ずうずうしくもチームのみんなで記念撮影をお願いして、撮影に成功しました。彼らは本当に気さくにエージェントたちとの交流を深めており、エージェントたちもその交流を楽しんでいました。

 さて、MEASUREMENT 2の担当ポータルは住宅街にあるお地蔵さん。本当に民家のそばなので騒々しくならないよう、周辺に気を付けつつ攻防戦を行ないました。ここで地元の方や他の観光客の方から「みんなでスマホ見てなにしてるの?」と多数話しかけられました。
 簡単に陣取りゲームのイベントであることを説明すると「大変やなぁ。がんばりやー」とわからないなりにも受け入れてくださっていました。

 さて、肝心のポータルは、事前の判定耐性確認では反転できないことが判明したので、こちらにおいても計測時間前からポータルの取り合いとなりました。
 当然全力で臨みましたが、結果的にほぼほぼEnlightened陣営に抑えられてしまいました。

公式結果URL
https://plus.google.com/+Ingress/posts/SmEfTAFP49Y#+Ingress/posts/SmEfTAFP49Y

<script type=”text/javascript” src=”https://apis.google.com/js/plusone.js”></script>

★3月28日16時前・MEASUREMENT 3・京都御所

 MEASUREMENT 3における我々の担当ポータルは、京都御苑南側の閑院宮邸跡周辺でした。地下鉄丸太町駅から京都御苑へと向かう歩道はエージェントであふれてしまい、通行の妨げになりやすい状態でした。

 担当ポータルに到着するとゲーム制作会社・エムツーの堀井社長と鉢合わせとなりました。ゲーム業界人も多くプライベートで参加していたようです。

 今回の計測時は両陣営の巨大CFが破壊され、ふたたびEnlightenedが別の巨大CFを構築。京都が緑に沈んでしまっていました。

 こちらの担当ポータルでも反転耐性の確認をしたところ、やはり反転できないことがわかっていたので、計測時間の15分以上前からの奪い合いが始まり、キツイ戦いとなりました。ただ、ここではそれまでの2戦よりもEnlightened側のエージェントの配置が少ないように感じていました。

公式結果URL
https://plus.google.com/+Ingress/posts/CsG5sBReifk#+Ingress/posts/CsG5sBReifk

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★3月28日17時前・MEASUREMENT 4・同志社大学付近

 MEASUREMENT 4の担当ポータルは同志社大学から少し東の寺院でした。ここは事前にボラタイルポータルであることがわかっていたので注意していたのですが、こちらのチームが20名近かったのに対して、Enlightened側のエージェントは10名ほどと、明らかに差がありました。

 人数が少なすぎることを不審に思っていましたが、ここでもやはり全力でポータルを保持することに。ここでは反転耐性のコントロールに成功、Enlightened側が3分前に確認のためにしかけたADA Refactorによって青ポータルに変わったことを皮切りに、全力確保を行ないました。そのまま完璧に確保できていたため、私ともう一人のチームリーダーは周辺のポータルの確保とLink作成へ走り、確保に成功しました。

最終戦
▲夕日の中戦う両陣営。

 MEASUREMENT 4でのポータル確保は完璧で、自分たちの役割としては問題ありませんでした。しかし、もっといるはずのEnlightened側のエージェントの少なさが気になります。後日判明したことですが、別の場所で事前にCFを作り、そちらの全力確保を行なっていたそうです。

最終結果URL
https://plus.google.com/+Ingress/posts/ctAHa9Z8QVo#+Ingress/posts/ctAHa9Z8QVo

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 最終結果からわかるように、京都におけるEnlightened陣営の圧勝が決定打となり、XM Anomaly KYOTO #Shonin 03はEnlightenedの勝利となりました。

★アフターパーティ・京都はEnlightenedの手に

 MEASUREMENT 4が終わり、チーム一同でアフターパーティー開場である国際会館へ。地下鉄国際会館駅から会場まで地下道で繋がっていましたが、地上にあがる階段あたりから人の大渋滞。

国際会館駅
▲国際会館手前の階段で大渋滞。

 複数回通路を折り返して、会場である国際会館へ入ると戦い終わった多数のエージェントがホールで待機し、その右側ではファンによるグッズの頒布会が行われていました。ステージ上での光のパフォーマンスのあと、川島さんが登場し、改めて今回の戦いを振り返りました。
 1年前に京都で行われたオフラインイベントではわずか26名しかいなかったことが紹介され、そのときに参加していた2名が当時の思い出を語りました。
 さらに、この#Shoninの日に入籍したエージェントが紹介され、NIKEからプレゼントが送られました。おめでとうございます!

 その後、各種実績によるプレゼント会が行なわれました。京都市長がプレゼンターに登場し、会場から大きな拍手で迎えられました。

 SeerのOnyxを取ったエージェントにはからあげくん1年分、RecruiterのOnyxのエージェントにはからあげくんRED1年分、WEEKにおけるUnique Mission Completedでは各陣営1名にゼンハイザーのヘッドホンがプレゼントされました。
 このうちRecruiterのOnyxのエージェントであるMilktubさんと、Unique Mission CompletedのResistanceエージェントであるYATAGARASさんは二人とも我々のチームメンバーという凄いことに! 一緒に戦った仲間が表彰されて壇上にいることに感動してしまいました!

ヘッドフォン
▲景品となったゼンハイザーのヘッドホン。おめでとうございます。

 そしてそのあと川島さんからの呼びかけで、会場にいたレベル16エージェントがその場で起立し、滑り込みレベル16となった私も壇上に立つことになりました。

 最後にハンケさんから結果発表があり、京都はEnlightenedが勝利したことが発表されました。京都でのスコア差はResistance:1198 – Enlightened:4214となり、#Shonin03はサテライトの結果を含めてもEnlightenedの勝利となりました。

 さて、XM Anomaly Shoninシリーズの総合結果ですが、同時期に開催されていたArtifact(通称・大玉ころがし)の結果と合わせると以下のようになりました。

Shonin Anomalies Series Final Results:
Resistance: 17418 (Anomalies) + 13×500 (Shards) = 23918
Enlightened: 15208 (Anomalies) + 0x500 (Shards) = 15208

公式最終結果
https://plus.google.com/+Ingress/posts/eDMsbqf8Knu#+Ingress/posts/eDMsbqf8Knu

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 #Shoninシリーズ全体としては、Resistanceが#Darsanaに続いて勝利することになりました。

記念撮影
▲みんないい笑顔をしていますね!

★戦いを終えて

 今回も私の所属するResistanceは現地の勝敗では負けてしまいました。
 結果を改めて振り返ると、私のチームが担当していた範囲では見ることがなかったLINK、CFもほかの場所では多数存在していたことがわかりました。計測時間内でLINKを作ることは困難でしたから、事前の準備から徹底していたのだな、と感じました。
 また、巨大CFがなくなったあとの様子を見てみると、現地の状況に合わせて作戦がどんどん切り替わっていたこと、そしてその対策として、リーダーを中心に現地エージェントが連絡を取り合い、きちんと対応していたように感じました。この差が大きな得点差につながったのかな、と感じています。本当に凄かったと思います。

 年末に再び大きなイベントが行なわれることがアナウンスされました(※編注:冒頭にお知らせしたとおり、直近では石巻にて6月20日に開催されることが決定しました)ので、三度目の正直では勝利したいと思います。

 現地だけではなく、各地で参加されたエージェントの皆さん、お疲れ様でした。

※4/7 一部表示を修正させていただきました。