◆本格ローグ系RPGが無料で遊べちゃう!
『勇者ダンジョン』は、ダンジョンのマップやアイテムの場所、種類がプレイするたびに変化するRPG。こうしたゲームは「ローグ系」と呼ばれており、『トルネコの大冒険』『風来のシレン』など日本でも根強い人気を誇っている。プレイヤーのすることは、ダンジョンをとにかく深く潜ること。当然のことながら、下階へ行けば行くほどモンスターは強くなり、手に入る武器やアイテムもいいモノになっていく。
▲ダンジョンにはモンスターだけでなく、落とし穴や麻痺、毒、混乱など多くのトラップが潜む。アイテムや装飾品で対処しよう。
▲HPのほかに、空腹度を示すパラメータがあり歩いた分だけ減少する。店やダンジョンで手に入る肉を食べエネルギーを回復しよう。
◆潜って帰ってまた潜って……こうして強くなる
方向キーでダンジョンを進み、武器ボタンでモンスターと戦うというのが基本操作。ターン制となっており、自分が動かなければモンスターも止まっているので慌てる必要はない。ダンジョンを出るとレベルは1に戻り、それまで稼いだ経験値はリセットされるが、手に入れた武器やアイテム、お金は残るので遊べば遊ぶほど強いキャラクターでダンジョンへ臨むことができる。このへんがローグ系に病みつきになる理由だろう。
▲モンスター大集合の「モンスターハウス」。レベル上げのチャンスだが、ポジション取りを誤ると四方八方からフルボッコ…なんて危険も。狭い通路へおびき寄せ確実に仕留めよう。
▲本原稿執筆時点でダンジョンは7種類。そのなかには、最下階でボスと戦うものもあり緊張感は一気にマックス。自信のないときは、「だっしゅつのほん」で街へ帰る手も考えよう。
HPがゼロになると強制的に街へ戻されてしまう。お金は半分になり、死んだとき持っていたアイテムは、自分で決める5つを除きすべて没収されてしまう(ある程度進むと解放される「おとしものや」で没収アイテムの回収が可能)。ローグ系ゲームのなかには、アイテムもお金も一切手元に残らない「死=無」というキツいものも多い。こうした冒険への緊張感も、ローグ系が支持されている理由のひとつだろう。
▲現時点でお金の使い道はあまりない。だが、今後のアップデートでお金がたくさん必要な場面が出てくるかもしれないので、死んだときに後悔しないようお金を銀行に預けるクセをつけよう。
◆バージョンアップでダンジョンが増えていく!
ファミコンチックなビジュアルと音楽。「さんほうこう」「かんつう」など多彩な効果を持つ武器、属性を持った杖にさまざまな特殊効果を持つ装飾品などなど、『勇者ダンジョン』にはプレイヤーを飽きさせない工夫が散りばめられている。なによりもひとりでじっくり、遊びたいときに遊べるのがこのゲーム最大の長所だ。やろうと思えば、24時間ぶっ通しでプレイすることもできる。スタミナ制やオンライン要素など、今どきなゲームのちょっと面倒に感じるところも一切ない、極上の中毒性を持ったゲームだ。