【編集部日記】話題のスマートフォン用コントローラー「スマコン」を試してみた!(感想)

スマコン
スマートフォン用コントローラー「スマコン」

   ぼたんほしいよびょう【ボタンほしいよ病】[名]
   家庭用ゲーム機で育ったゲーマーがスマートフォンゲームの操作中にコントローラーやボタンを求めるようになる症状。
   末期になるとスマートフォンの破壊などの行動に出る。
   [例]「このアプリはタップしにくくて『ボタンほしいよ病』になりそうだ!」

 こんにちは、「ボタンほしいよ病」をわずらって2年のなっちゃんです。私はゲーマー歴20年以上。生粋の家庭用ゲーム機育ちで、初めてやったゲームはファミリーコンピューターの『ハローキティワールド』です。 そんな私なので、スマートフォンゲームをやっているとつい
「あああああーーー!!!! これコントローラーでやりたいい!!」
と思うことがあります。画面上での操作がしずらい(画面デザインに失敗している)作品はもちろん、そうでないゲームをやっていても
「誰かボタンくれええええええ!!!!!!」
と叫びたくなることも。どうやら人間には「ボタンを押したい欲求」があるようです。(そう思いませんか?)

 というわけで今回はスマートフォン用コントローラー「スマコン」を試してみようと思います!

スマコン
じゃじゃーーーん! これが「スマコン」だ! 頑丈そうで立派な箱です。
スマコン
開封。カッッッコイイ……! 黒一色のシンプルなデザインがイケています。どこに持って行っても恥ずかしくないですね!?
スマコン
充電用USBケーブル付き。
スマコン
裏面は持ちやすいように湾曲しています。
スマコン
LRボタンは2つずつあります。一見押しにくそうですが、案外すぐ慣れそうでした。

 ではこのかっこいいスマコンで早速遊んでみます。

■実験タイトル1。画面上のボタンが押しにくい 『Don’t Look Back』

 これは私が大好きな作品の一つです。左右移動とジャンプ、攻撃だけのシンプルなゲームですが、ミステリアスで美しい雰囲気が人気です。
 ただし、「画面上のボタンが小さすぎて押しづらい」ということが大きな問題になっていました(2009年の作品なので、もともとスマートフォン用に作られたゲームではないようです)。
 そこでスマコンの出番です!

スマコン
スマートフォンとスマコンを合体! クリップは角度を調節できますし、ラバーが付いているのでしっかり固定できます。Bluetoothは初めて使ったのですが、意外と簡単に設定できました。
スマコン
や、やりやすい~~~~~!!!!!

 予想通り、とてもプレイしやすくなりました。

 スマコンではジャンプは上ボタンになっており、左右のボタンと同時に押せるのでとても良いです。
 ところが攻撃ボタンだけはなぜかコントローラーに対応していない(?)ようなので、画面上のボタンをタップします。これは残念……。いくつかの作品は一部の操作を画面で行う必要があるそうです。
 しかしまあ、移動がボタンで行えるようになっただけでもかなり快適。ベリーハードモードからハードモードになったくらいの変化を感じます!(けっきょくハードなのですが!)

■実験タイトル2。スマートフォンらしい画面デザインの『Sprinkle Free』

 消防車を操作して火を消すパズルアクションです。

スマコン

 う、うーん……。こ、これは、画面上で操作したほうがやりやすいかもしれません。先の『Don’t Look Back』と違っていかにもスマートフォンゲームらしい操作方法なので、特にコントローラーを使用する必要は感じられませんでした。

■実験タイトル3。画面上のボタンが多い『ETERNITY WARRIORS 2』

 爽快感のある3Dアクションゲームです。
 これは家庭用ゲーム機のアクションゲームに近い操作方法ですから、きっとスマコンが役立つでしょう。
 メーカーもそのことを意識しているようで、スマコンを接続した途端以下の様な画面が現れました。

スマコン
そもそもコントローラーを使うことを想定して作られたゲームもあるようです。

 スマコンを接続する前と後では画面に以下の様な違いがあります。

スマコン
接続前。ボタンが多くて美麗なグラフィックが少し隠れてしまう……。
スマコン
接続後。ボタンが減ってスッキリ!

 これは画面をじっくり見たい人には最適ですね!
 また、回復アイテムの使用や特殊攻撃、防御なども手元のコントローラーで行えるため、誤操作しにくくなったようです! ミスが許されないボス戦などで重宝するかもしれません!

 一つ心配なのは、移動用パッドが少し硬くて長時間プレイすると疲れそうなことです(個体差はあるかもしれませんが)。

■まとめ

 上記3作品を試した私の結論は、「画面上のボタンで誤操作をする人、グラフィックを堪能したい人におすすめ!」ということです。特に家庭用ゲーム機らしい伝統的操作方法の作品や、家庭用ゲーム機から移植された作品にはぴったりでしょう。

 スマコンはまだ対応タイトルが限られているのですが、今後増えていくと思います。「ボタンほしいよ病」の方はひとつ購入しておいてもいいかもしれませんね。ボタンを「ポチッ!」「ギュッ」「カチカチカチ!」と押しているだけでも
「ああ~……ゲームしているなあ……」
という感じがして快感ですよ!
 スマコンはAmazonなどで購入できるようです(参考価格:4780円)。

 ほかにもスマートフォン用コントローラーはいくつか販売されているので、また機会があれば検証してみたいと思います。
 ではまた。

 ※実際には「ボタンほしいよ病」は存在しないので安心してください!(笑)

■「スマコン」公式サイトはこちら≫ http://www.sma-con.com/