【レポート】「スクフェス感謝祭2015」全国大会決勝&会場の様子をレポート!

スクフェス感謝祭2015

 東京池袋、サンシャインシティで6月6日(土)~7日(日)に開催された「スクフェス感謝祭2015」。『ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル』(以下、スクフェス)単独としては、はじめてのイベントで記念グッズの販売や体験コーナー、そして全国大会決勝をはじめとするステージイベントなどが催され、多数の来場者を集めた。 ここでは、スクフェス全国大会決勝と、会場内の展示物を中心とした催し物を紹介しよう。

◆日本一のプレイヤーが決定!「スクフェス全国大会決勝」

決勝戦記念撮影

 6月7日(日)にステージで開催されたスクフェス全国大会決勝。全国6箇所で開催された地区予選を勝ち抜いた12人がステージに集い、日本一のスクフェスプレイヤーを決める大会だ。まず驚いたのが、全国大会進出者12名のうち3名が女性プレイヤーだったこと。これまでゲームの大会といえば、男の世界というイメージがあったが、『スクフェス』には女性プレイヤーが多く、その証明ともいえそうだ。会場には全国トップレベルの戦いを自分の目で見ようと多くの観戦者が訪れ、生中継されていたニコニコ生放送にも80000人以上の視聴者が集まり、注目の高さが伺えた。

 まずは大会ルールの発表。難易度EXPERTの3曲メドレーで、曲は「タカラモノズ」「ユメノトビラ」「KiRa-KiRa Sensation!」。全国大会進出者12名は、まずは各4人の3グループ(A、B、Cグループ)に別れての準決勝を行ない、各グループの上位1位と、決勝進出者を除いて一番スコアの高かった1人を加えて、最終的に4人で決勝戦を行ない、一番スコアの高かったプレイヤーが優勝となる。

決勝大会様子

 準決勝がはじまると、最初のグループから緊張感あふれるコンボのつなぎあい。観戦者も1ミスが大きなビハインドとなることがわかっているので、会場内の大画面に映し出されたゲーム画面から目が離せない。途中で、コンボが途切れるプレイヤーが出るたびに、観客から「ア~……」と大きなため息ともいえる声が上がっていた。 すべてのグループが終了し、決勝進出者は、インフィさん、ぴょんさん、てるあきさん、たんすさん(敗者復活枠)の4人に決定。1位通過者は、EXPERT3曲のメドレーで5ミス以内というレベルの高さ。Cグループのてるあきさんにいたってはフルコンボ(1579コンボ)を達成! 全国の注目が集まる中、フルコンボを達成する精神力には感服である。

 そして決勝戦がスタート。4人とも順調なはじまりと思われたが、スタート直後にたんすさんがミスすると、続いて100コンボほどつないだところでインフィさんがミス。ぴょんさんと、てるあきさんがコンボをつなぎ続けるなか、ミスした2人のプレイヤーが追いかける展開となった。 そのまま1曲目が終了すると思った瞬間、終盤でぴょんさんが痛恨のミス。これでノーミスでコンボをつなげているのはてるあきさん1人に。2曲目に入ると緊張感に張り詰めた会場内で、てるあきさんが黙々とコンボを続けるなか、1ミスで後を追うインフィさん。てるあきさんのコンボが1000を超え、空気の張り詰め感も最高潮! 「もうミスできないというプレッシャー」からか、2曲目の終盤でインフィさんが痛恨の2ミス目を喫してしまう。この瞬間、てるあきさんの優勝がほぼ決まり、観客の注目は、てるあきさんがフルコンボを達成するかどうかの一点に注がれた。

優勝者
▲予選フルコンボ! 決勝でも1538コンボと優勝にふさわしい実力をみせたてるあきさん。

 メドレーの最後の曲「KiRa-KiRa Sensation!」に入り、脅威の精神力でコンボをつなぎ続けるてるあきさん。サビを乗り越え、残るは最後のエンディングを残すだけというところで、まさかのミス。コンボは1538で途切れてしまい、残念ながら2戦連続のフルコンボ達成とはならなかったものの堂々の優勝を飾った。

◆アイドル研究部の部室も再現! 大盛況の展示エリア!

 部員の等身大パネル、全部員カードの一挙展示、そして音ノ木坂学院アイドル研究部の部室再現! と、見どころ満載だった展示ブース。各展示物の前には、大きな人だかりができ、記念撮影をしたり、メンバーへの思い入れを語ったりして楽しんでいるファンの方々が見受けられた。

等身大パネル
▲ずらっと並んだオリジナル部員の等身大パネルは圧巻! 記念撮影をする来場者があとを絶たなかった。
カードイラスト
▲全部員カードイラストが一同に集まったブースも大人気。これだけ並ぶとさすがに圧巻。
部室
▲再現されたアイドル研究部の部室。ファンからも感動の声が聞こえていた。

◆デカスマホで『スクフェス』を満喫! 交流が盛んだった体験エリア!

 デカスマホでの『スクフェス』プレイには1時間以上の待ち時間がかかるにもかかわらず、来場者が長蛇の列を作っていたのをはじめ、『ラブライブ!』も参戦しているトレーティングカードゲーム『ヴァイスシュヴァルツ』の初心者講習会でも多くの来場者が交流を楽しんでいる様子が見られた。
 また同エリアでは、ポストカードの販売もされており、そちらも大人気だった。

デカスマホプレイ
▲デカスマホでの『スクフェス』プレイ。大きい画面でのプレイはまた違った楽しさがある!
ポストカード
▲ポストカードも大人気。全種類集めたユーザーもいるようだ。

◆コラボグッズも登場! 記念グッズが人気だった物販エリア!

 当日の物販エリアには記念グッズを含めた多種多様な『ラブライブ!』グッズが勢ぞろい。この機会にお目当てのグッズをゲットしようと、来場者はサンシャインシティの外にまで伸びる長~い列を作っていた。最も長いときは物販エリアへの入場までに数時間を要したとのこと。『ラブライブ!』の人気の高さを改めて再確認する出来事となった。

グッズ販売
▲なかなかまとめて見る機会のないグッズの山にファンが長蛇の列を作っていた。

 アプリのユーザー数が全世界で1500万人を突破し、2015年6月13日(土)からは完全新作劇場版「ラブライブ!The School Idol Movie」が全国にて公開中。男女を問わないファン層の厚さなどをみても、これからも広がり続けるであろう『ラブライブ!』の勢いを感じるには充分なイベントだった。次回開催の際には、今回以上に盛り上がることは間違いない。『ラブライブ!』の今後の進化に注目していきたい。