【編集部日記】『バブルウィッチ』と東京の歩き方


 僕は体調のいい時は割と歩くのが速い方で、街を歩いている時には追い越されるより追い越す方が多いタイプのような気がするんですね。

 元々、スタスタ歩くのが好きみたいで、まぁ何となくそうしているだけなんだけど、東京ってやっぱり日本の首都で、ビジネスマンとかエグゼクティブ思考の人か多いからなのかもしれないけど、僕が並びかけた時にに反射的に一瞬、歩くスピードを上げる人が時々います。僕調べでは50人に1人くらいの比率でいます。

 あれは、やっぱり「東京で生きていくからには何であれ負けたくない」っていう深層心理のあらわれなんじゃないかなぁと最近思っているわけなんですけど、僕からすると「あ、この人は急に用事を思い出して加速し始めたのかな」とか一瞬思いながらも、追い越しちゃった後はその人のスピードも元に戻って、僕も普通に歩いているだけで、どんどん引き離しちゃう感じなんです。

 ポイントは、僕もその人も全く張り合うつもりがないところで、ビジネスエグゼクティブ思考の人が、無意識に反射的に反応している瞬間なんだと思うのだけど、そういうところが東京の底力っていうの?そういう潜在的な「負けず嫌い意識」を持つ社会人を一定数輩出して首都の経済とか、なんかそういうものを回しているのだなと思ったりするわけなんです。

 そんな中、今回の僕の『バブルウィッチ』は145面からスタートします。
 ここは「動物たちを助けよう」がテーマの面ですが、開始時点での手持ちのバブルがなんと3個しかありません。途中にいくつか手玉を3個増やせる「バブルミル」があるので、そこで補給はできるのだけど、初っ端からうかうかしているヒマはありません。

 ここは迷わず手前・真ん中に3個かたまっている「ラインブラスト」を初球から狙ってください。僕はうかうかして最初は3手でゲームオーバーでした。
 あとは、途中にある「バブルミル」で補給しながら進めていくのだけど、手玉とマトの色がうまく合わずにクリアするのに4回トライしました。
 でも、ここはいける時は簡単にツルっといける面ですよ。

バブルウィッチ145面
▲最初の手玉が3個ってのがビビる!


 次の146面は「ゴーストを助けよう!」がクリア条件です。
 ここはもう、ほとんどが白バブルでスタートするので、手玉を当ててみなければ本当の色が分かりません。

 とりあえず見えている色に合わせた手玉を撃ち込んで様子を見ていくのだけど、この時の運というか勘が成功の鍵だね。

最初のトライは全くダメで、すぐに手玉が尽きたけど、2回目は勘が冴えて手玉を6個残してクリアできましたよ。

バブルウィッチ146面
▲ここのマトの回転は結構渋くいので、半周回すのは考えない方がいいよ。


 続く147面は「動物たちを助けよう」が任務の面です。
 ここはパッと見、 びっしりとバブルが並んでいて一瞬ドキっとするけど、同じ色が連なってっているところがたくさんあるので意外と余裕です。
 「ラインブラスト」を早めに使って、折りを見て「バブルミル」で手玉を補給して進めていくと1回目でスムーズにクリアできました。

 手玉も5個残っていたから、多分、運も良かったのだね。
 僕はやっぱり、こういう面が好きだなぁ。

バブルウィッチ147面
▲一発で大量に落とせるので爽快でしたよ。


 あ、そうそう、それでさっきの東京歩行速度傾向の続きなんだけど、200人に1人くらい(もちろん僕の印象調べ)は意識的に張り合う人もいて、僕が並びかけた瞬間に、あからさまにスピードアップするタイプのビジネスエクスプレスエグゼクティブの人がいて驚く時があります。

 明らかに「抜かれるのがイヤ」というか「何ピトたりとも、おれの前は歩かせねぇ!」くらいの意気込みが肩口からあふれているようで、並んだ瞬間に加速する度合いが半端なくて、「僕が並ぶ」→「加速」→「その人が前に出る」みたいな状態が何回か発生して元々張り合う気がない僕は結構、面食らう時があったりします。 だってそういう人って、僕の前に出たら、すぐゆっくりの歩行スピードになるんだもん。
 なので、僕は普通に歩いていても時々並びかけることになっちゃって、その度にビジネスエクスプレスエグゼクティブの人は、また加速して前に出るんですね。

 すごい時なら、ちょっと小走りになっても前を死守しようとする、そのガッツが東京の何かを支えているわけなんですね。

 僕は、こういう人と全く張り合う気がないので、一緒になって小走りで競り合ったことはありません。
 多分、6回くらいしかありませんよ。