【Ingress情報局・TAPPLI支部】今日から始めるIngress入門・15:いまさら聞けない略語集「FF」って何の略? ほかのエージェントと一緒にプレイ!

◆6月中旬~7月上旬までの『Ingress』ニュース

 #Persepolisの影響でニュース自体は少し間をあけてしまいました。すでにご存じの方も多いと思いますので、記録として駆け足で紹介します。

★IntelMap、アップデートで軽くなった?

 6月下旬にIntel Mapがアップデートされ、動作が軽くなりました。
 以前は結構全力でマップ上のポータルを表示しようとしていましたが、アップデートにより、縮尺に応じて低レベルのポータルを以前より間引き、リンクの長さに応じてポータルが表示されるようになりました。ただし、広域倍率ですと「Filters」を手動で設定するのは不可なのでご注意。

intel map
▲世界を表示させると超ロングリンクと、関連ポータルのみ表示されるようになった。

★AXA公式ミッション誕生

 企業コラボといえば、先日#Persepolisにて発表された伊藤園、ソフトバンク、MUFGが記憶に新しいところですが、AXAシールドでおなじみのアクサ生命保険株式会社のコラボとして、特別ミッションが6つ追加されました。いずれも東京限定です。

・AXA提供・お台場のウォーターフロントをジョギングするコース
・AXA提供・オリンピックの過去と未来を巡るコース
・AXA提供・皇居一週フィットネスコース
・AXA提供・東京都心のパワースポットを巡るコース
・AXA提供・都心の災害時避難場所の公園を巡るコース
・AXA提供・日本橋七福神巡り 

 具体的にどのエリアなのかは、以前紹介した『Ingress Mission Map』を使うと便利です。「find」タブから「AXA」と入力しますと、作成エージェント名が「AXAmissions」というミッションが6つ表示されますので、それぞれクリックするとどこに行けばいいかわかります。
 ……が、テーマが「健康とプロテクション」だけあって、10分で6か所イエーイ、みたいな簡単なものはあまりなさそう(「日本橋七福神」が近場で完結しますね)。すべてのミッションを1日で完了するのはなかなか厳しそうです。東京近郊のエージェントは、連続ゲットを狙ってみましょう。

Ingress Mission Map
http://ingressmm.com/?find=AXA

★クライアントバージョン1.80.0になる

 6月29日にandroid版、6月30日にiPhone版がバージョン1.80.0になりました。新機能はいずれも「Bug fixes.」となっていますが、直前のバージョン1.79.0ではポータルからレゾネーターへ延びるXMの流れに、レベルに応じた色がつくようになりました。慣れれば一目でレベルの高低がわかり便利そうですが、あまりレベルの高低を観察することもなさそうですね。

◆FF、FS、CF、Anomaly、Artifact……全部知ってます?

『Ingress』をプレイしてきて、だいたい何をすればいいのかわかった。しかし、延々とハックしてリンクを作って……だけでは飽きてしまいそう。地元の敵勢力が強すぎて、自分ひとりじゃどうしようもない。いつもレゾネータースロットで見かける、あのエージェントさん、いったいどんな人なんだろう……。

『Ingress』は、ひとりでも遊べるゲームですが、多人数と遊ぶとまたまったく違う一面を見せてくれます。その最たる例が先日も行われたXM Anomalyのような大規模イベントです。
『Ingress』を遊んでいるとたまに見かける「FF」「FS」、そして「Anomaly」「Artifact」などの説明をします。今回はまずは「FF」から。

★「FF」……Flash Farm=急場で作った農場、転じて、アイテム稼ぎの場!

 まずは「FF」です。COMM欄などを見ていると、「今夜21時から駅前でFFやります~」などとコメントが流れてくるのを見かけませんか?
 これが「フラッシュファーミング(Flash Farming)」と呼ばれる、ユーザー主導のミニイベントです。
『Ingress』を長くプレイしていると、高レベルのアイテムはなかなか手に入らないことがわかります。L8のバースターやレゾネーター、パワーキューブなどは、L7、8のポータルからしか出ないからです。レベル8ポータルはレベル8エージェントが8人そろわないとできませんので(ポータルのレベルはレゾネーターの平均レベル小数点切り捨て)、都心部以外ではなかなか大変です。レベル7ポータルなら、レベル8エージェントが3人いればできますので、ずいぶん敷居は下がります。一人しかいない場合は、ご存じのとおり、レベル5ポータルしか作れません。
 そこで、時間を決めて、何人かのエージェントで集まって、ポータルレベルを集中的にあげ、ハックしてまわることにより資源を稼ぐ、というやりかたがあります。これが「FF」です。

★行軍FFと定点FFの2種類がある

 定点FFは、その名の通り、だいたい同じ場所にとどまりハックし続けるもの。見通し範囲内に10個もあれば十分です。超密集地では、その場を動かなくても5~6個ポータルが干渉範囲内に入ることもあります。
 行軍FFは、移動しながらレベル8ポータルを作り続けるというものです。コースにもよりますが、こちらは相手陣営の攻撃の影響を受けづらいのがメリットでしょうか。
 どちらも主催者により、集合場所、時間が指定され、簡単なルール(主にMODの入れ方の指定)が設定されます。
 集まった人たちで、レベル8レゾネーターを挿していき、レベル8のポータル群を作り上げることを目標とします。このとき、MODスロットにはマルチハック(以下MH)と、ヒートシンク(以下HS)を入れます。シールドなどは惰性で挿さないように、他メンバーに確認しておきましょう。また、8人以上揃っている場合は余計な(レベル7ですら)レゾネーターを挿すことがタイムロスにつながる場合もあります。せっかく他のメンバーと行動を共にするのであれば、わからないことはどんどん聞いてしまいましょう。

 定点FFの場合、こうして完成したポータル群を順にグリフハックし、バーンアウトするまで資源を獲得し続けられます。
 これを小一時間も続けると、すぐに持ちきれないほどのアイテムが手に入ります。不要なアイテムはリサイクルしながら進むこともあるほどですので、慢性的に資源不足な方はぜひチャレンジしてみましょう。

★Google+とHangoutに参加してみよう

 ではこのFF、実際に参加するにはどうしたらいいのか?
『Ingress』においては陣営ごとにGoogle+で作戦や雑談が進行することが多いのですが、FFに関してはローカルの話題ですので、別途SNSが使われることがほとんどです。
 もっともメジャーなのがGoogle Hangout(略称HO)と呼ばれる無料のチャットツールです。100人まで同時にチャットできるツールなのですが、これに参加するには、すでにそのチャンネルにいる人からの招待が必要です。
 そのため、まずはGoogle+の地域別コミュニティに入るところから始めます。

INGRESS GOOGLE+ COMMUNITIES DIRECTORY
https://www.ingress.com/community/directory

ingress,hangout,ho


 ここに、世界中の代表的なコミュニティがリストアップされています。2画面ほど下にスクロールした中央の段に、日本のコミュニティ一覧がありますので、お住まいの地域をクリック。
 ここから先もスクリーンショットでお見せしたいのですが、なんせ承認制で陣営ごとにわかれておりますので、お見せできません……。
 例外的に陣営関係なく、比較的オープンな八戸/青森コミュニティをサンプルとして引用します。

Ingress Hachinohe/Aomori,Japan
https://plus.google.com/communities/107016305265121453606

ingress,hangout,ho

 このコミュニティの場合、右下の部分に「ハングアウト参加希望の方はこちら」と案内があります。案内が出ていないコミュニティもありまして、その場合はコミュニティに参加したうえで、ハングアウトの有無を他のメンバーに問い合わせるか(ハードル高い!)、じっと眺めて情報がないか探してみるか……になります。
 ハングアウトに入れなかったとしても、Google+のコミュニティは地域の情報が得られますので、まだ参加していない人はこの機会にぜひチャレンジしてみてください。
Google Hangouts
https://plus.google.com/hangouts

ingress,hangout,ho

★SNS、どんな感じ?

 特定のHOの内容をここでさらすわけにもいかないのですが、試しにひとつ加入してみました。筆者が入ったコミュニティに限った話なので、雰囲気が違うところもあるでしょうが……。

・当然ながら近隣のエージェントが情報交換をしている
・ガチでIngressの話題をしているわけではなさそうで、飲み会の案内とかもある
・LINEなどと同じくチャットツールなので、ある程度の積極性は必要
・そういうわけで、コミュニケーションが苦手な人には向いてないかも
・とはいえFFに参加したければ一番の近道

 といったところです。『Ingress』から離れたコミュニケーションの部分もありますので、一般のSNSと同様に、マナーを意識し、また、個人情報をむやみに晒さない、悪態をつかない、などなど、ご自身の責任をもって参加してください。