【BitSummit2015】マンガのコマを入れかえて物語を進める『FRAMED』

 京都のみやこめっせで開催されたBitSummit2015。今回は海外のインディーズゲームイベントIndie MEGABOOTHのエリアもあり、国際色豊かなイベントとなっていた。ここでは、Indie MEGABOOTHエリアのなかでも注目度の高かった『FRAMED』について紹介しよう。

ブース

 『FRAMED』はパネル(マンガのコマ)を入れかえながら、主人公を次のシーンに移動させていくアドベンチャーパズルゲーム。各シーンはコマで仕切られていて、マンガのように展開していくが、最初はバッドエンドで終わってしまう。そこで、うまくパネルを入れかえことで物語が変化して、無事に次のシーンに進めるようにするのがプレイヤーの役目だ。指一本で対象のパネルをドラッグするだけという、わかりやすいシンプルな操作にも関わらず、変化する物語や、パネルに仕込まれた様々な仕掛けに引き込まれて、夢中になってしまうゲームだ。

 このルールは動画をみれば、すぐに理解できるのでぜひ下のトレーラームービーをみてほしい。

『FRAMED』トレーラームービー

 50以上のシーン(ステージ)が盛り込まれていて価格は5ドル(USドル)。現在の対応OSはiOSのみとなっているが、9月を目標にAndroid版の制作をしていて、秋以降にはSTEAMでも販売を開始するとのことだ。日本語版は制作されていないが、ゲーム中に文章がほとんど出てこないので何も問題ない。 各シーンには制限時間もないので、じっくりと考えながらプレイできるため、パズルが苦手な人でも十分楽しめる。

操作方法
▲左の再生ボタンを押すと、配置したコマに沿って物語が進む。一見クリアできないと思われるシーンもあるが、驚くような仕掛けが組みこまれているコマもあるので、色々試すのが楽しい。

 BitSummit2015の会場でも、試遊のつもりが続きが気になって長時間プレイするユーザーが目立ったが(筆者もそのひとり……)、その周りでゲーム画面をのぞき込んで一緒に考えているユーザーの姿も多かったのが印象的だった。基本は一人でプレイするゲームだが、複数人でワイワイ相談しながらプレイするのも楽しそうだ。気になる方は、ぜひプレイしてみてほしい。

ゲーム画面
▲物語の世界観にあったBGMも秀逸! ゲームの世界にどっぷりとハマりながら遊べる。

▼『FRAMED』のダウンロードはコチラ