◆お姫様が部下を蹴飛ばしモンスターを倒す、爽快感あふれるパズルアクション！
お姫様がイケメンとスイーツを求めて旅をする『ケリ姫クエスト』の続編にあたるアクションパズルRPG。指1本で遊べるシンプルな操作性ながら、奥深い戦略性がウリ。冒険に欠かせない武器＆ドレス、アクセサリーの強化＆収集、キャラクターの育成など、やりこみ要素も満載。すでに900万ダウンロードを突破している超人気タイトルなのだ。
本作の基本操作はスワイプで引っ張って、ただ離すだけのシンプルさ。お姫様が兵士を蹴飛ばし、すべての兵士を蹴飛ばすまでの間にモンスターを退治できればOKというゲーム内容だ。ちなみに本作の主人公はお姫様ではなく、兵士のなかのひとりなのでお間違えなく。 ゲームの進行は、自分→モンスター→自分……という流れのターン制になっているので、焦らずにじっくりと楽しめる。しかし、単純明快なゲーム内容だからと侮ることなかれ。ステージに合わせた兵士の編成や蹴る順番、蹴りこむ場所、スキルの発動タイミングなど、さまざまな戦略性を含んだパズル要素が詰めこまれている。
▲兵士を蹴飛ばしたら、スキルを発動させてモンスターを攻撃しよう。
▲考える時間はたっぷりある。どの兵士をどこに蹴り飛ばせば効率がいいのか、じっくり考えよう。
◆パーティ編成と蹴りこむ位置……それが勝負の決め手！
お姫様のお供する、バラエティに富んだ兵士たちが攻略のカギを握っている。登場する職業は剣士、弓使い、魔法使いなど、ファンタジーモノにはおなじみの職業から、メカニックや道化師、パティシエ、ドラキャラなどユニークな職業まで、多種多様な職業が29種職も用意されている。それぞれの職業が持つスキルはどれも個性的だが、一長一短な面もある。そこでステージの地形やモンスターの位置に合わせて、パーティを編成しなければならない。ときには地形が邪魔をしてスキル自体が役に立たない場合もあるので、ステージを見極めたうえでのパーティ編成が重要になってくる。
▲ギャンブラーのスキル「ジャックポット」では巨大スロットが出現。揃った絵柄に応じて経験値やコインなどが手に入る。絵柄が揃わなかった場合は武器を投げて攻撃するが、絵柄が揃い続けるかぎり攻撃はしてくれない。
地味に重要なのが蹴りこむ位置。兵士は蹴り飛ばされたあとも自分の攻撃ターンがくると自動的に攻撃を行なう。このとき兵士の近くにモンスターがいれば攻撃を繰り出すが、距離が離れている場合は遠距離タイプのスキルを持っていないと空振りに終わってしまうのだ。だからといってモンスターが密集するド真ん中に蹴りこんでも、袋だたきにあうのがオチ。そんな悲劇を避けるためにも、仲間の兵士がもつスキルの特性やステージの地形をしっかり見極めて蹴りこむ位置を考えよう。この戦略要素が『ケリ姫スイーツ』の面白いところであり、難しいところでもあるのだ。
▲モンスターを倒したのはいいが、次のモンスターは遥か彼方。彼はもう戦力外です……。
◆主人公の装備を強化して強敵に備えよう！
装備品が身につけられるのは、お姫様（後述）と主人公のみ。とくに主人公の装備に入る経験値はそのまま主人公の経験値になるので、レベルアップに欠かせない要素となる。また、装備品にたまる経験値がMAXになると「アイテム強化」が行える。他の装備品と合成することで最大で5段階まで強化が可能だ。主人公のレベルが上がれば、他の兵士たちも同時に強くなるシステムになっているので、ドンドン装備を強化して主人公のレベルアップをめざそう。
ただし、注意しなければならない点がひとつ。経験値がMAXになった装備品を身につけていると、主人公にはそれ以上経験値が入らなくなる。主人公の育成を考えるなら、その装備自体を強化するか、経験値が増える余地がある装備を身につけなければならない。
▲装備品の経験値がMAXの状態。これでは何度戦っても経験値は入らず、主人公は成長しないので要注意！
◆お姫様のコーディネートにも気を配れ！
「どうせならカワイイお姫様に蹴られたい！」と兵士なら思うに違いない。そんなわけでお姫様の衣装をチェンジしてみよう。お姫様のドレスの種類は、なんと300着以上も用意されているので、きっと好みにあったモノが見つかるはずだ。さらにドレスは見栄えが変わるだけでなく、獲得経験値アップや攻撃力アップなどの特殊効果が備わっている。お姫様をカワイク着飾りつつ、戦闘効率もアップさせてしまおう!!
▲特殊効果で選ぶもよし、単純に見た目だけで選んでもよし。どんなお姫様にするかは、キミのセンス次第だ！
カンタンな操作で遊べるアクションパズルにも関わらず、手頃な戦略性とやりこみ要素が満載。ライトユーザーからヘビーユーザーまで幅広く楽しめる良作だ。またスマホゲームにありがちな「スタミナ切れで回復するまで遊べなくなる」という要素がないので、時間が許すかぎりいくらでも遊べる点もありがたい。ちょっとストレス発散がてら、兵士を蹴飛ばして、目いっぱいお姫様を愛でてみるのはいかがだろうか？
