国内最大の同人誌即売会「コミックマーケット(コミケ)」といえば、さまざまな同人サークルがマンガやゲームの新作を発表する一般ブースもさることながら、人気ゲームやアニメなどの限定グッズの販売やイベントが開催される企業ブースも大きな見どころのひとつ。3日間の来場者数が約55万人を記録した今年の夏コミ「コミケ88」にも、多くの企業が参加。人気アプリを輩出しているメーカーのブースを中心に、その模様を紹介していこう。
◆Tokyo 7th シスターズ(株式会社Donuts)
超有名ボカロPによる楽曲が続々と追加され話題を呼んでいる、次世代アイドル育成&アドベンチャーゲーム『Tokyo 7th シスターズ』。オリジナルTシャツやタオルなど、限定グッズが盛りだくさん詰め込まれた福袋ならぬ紙袋や、オリジナルサウンドトラックを販売。2日目と3日目には時間限定で人気キャラのキャストさんがブースに売り子として登場しファンを楽しませていた。
◆消滅都市(Wright Fley Studios)
コミケ初出展となるグリーのアプリ開発スタジオ“Wright Fley Studios”は、現代日本を舞台に主人公と謎の少女が消滅した都市の謎に挑むドラマチックRPG『消滅都市』の関連グッズを販売。Tシャツやトートバッグ、オフィシャルスタッフ本など多種多様なグッズが並ぶなか、いちばん注目を集めたのは手帳型スマホケース。3日間とも用意した分が売り切れる人気ぶりだった。
◆ハッカドール(DeNA)
DeNAは“ハッカドール×モバゲー”という名称で企業ブースに出展。自分好みのニュースを集めることができるアプリ『ハッカドール』のラバーストラップやトレーディングカード、Tシャツなどを販売していた。『ハッカドール』は2015年10月からショートアニメの放送が決定している注目株のひとつ。それだけにブースは絶えず多くの人で賑わい続けていたぞ。また、先着プレゼントの特製カラーポスター付き冊子「電撃ハッカドール×モバゲー」と「特製ショッパーズバッグ」は、そのクオリティの高さが話題に。
◆夢王国と眠れる100人の王様(GCREST)
新感覚の女性向けパズルRPG『夢王国と眠れる100人の王様』もさまざまな関連グッズを販売。公式ファンブックとバスタオル、丸型パスケースがセットになった“俺様と日常セット”や、公式ファンブックとリングノート、マスキングテープがセットになった“王子様の夏休みセット”など、セット商品の人気が高かったのが印象的だ。
◆SHOW BY ROCK(サンリオ)
サンリオのブースでは、アニメも大絶賛放送中の新感覚カジュアル音ゲー『SHOW BY ROCK』の限定グッズが登場。プラズマジカとシンガンクリムゾンズの新作描き下ろしデザインのグッズが入ったセット商品は、それぞれ売り切れになるほど好評を博していた。