◆8月下旬の『Ingress』ニュース
★次回XM Anomalyの開催決定! 12月12日、沖縄!
「編集部の小ネタ日記」ですでにお伝えしてある通り、次回の大規模イベント、XM Anomalyの詳細が決まりました。
タイトルは「#Abaddon(アバドン)」。アバドンとは、ヨハネの黙示録に登場する奈落の王の名。これまでのシリーズ名からずいぶんイメージが変わりますが、いよいよストーリーも転換期に入るのでしょうか(←実はよくわかってない)。
【速報】『Ingress』イベントXMアノマリー #Abaddon 12月12日沖縄で開催決定!【編集部日記】
http://otakuindustry.biz/archives/2138
★IngressがCEDEC AWARDSネットワーク部門最優秀賞を受賞
日本最大のコンピュータエンターテインメント開発者向けカンファレンス「コンピュータエンターテインメントデベロッパーズカンファレンス(CEDEC 2015)」において、『Ingress』がCEDEC AWARDSネットワーク部門最優秀賞を受賞しました。
CEDEC公式サイト
http://cedec.cesa.or.jp/2015/event/awards_prize.html
Niantic Labsの須賀さんの速報
https://plus.google.com/+KentoSuga/posts/Z8Me97jFSeq
受賞理由をみれば納得の結果です。おめでとうございます。
授賞理由高精度のGPS補正技術を利用した地球規模の陣取りゲームを実装し、数百万のゲームプレイヤーを屋外に誘い出すことに成功しただけでなく、その実装のために、Google App Engine上で数千台のサーバを協調動作させ、地球全体に散らばる数百万の三角形とリンクの交差判定をはじめとする複雑な処理を実装し、運用し続ける高い技術力を評価。
★大規模作戦が次々と実施される
8月の後半になって各地で大規模作戦が行われました。それはまるで夏休みの課題をみんなで消化したかのようでした。
・8/22 トライフォース
千葉で『ゼルダの伝説』に登場するトライフォースが作られました。
>https://plus.google.com/u/0/111234557723693262511/posts/H6D5aQ9r1TD
「一番大事なのは楽しむことじゃないかな。と気付かせてくれた作戦でした」
これがあるから大規模作戦をみんなやるんですね。無論私もです。
・8//23未明 「オペレーションM」
東京都の港区赤坂と中央区晴海埠頭を底辺に台東区の隅田川テラスまでに広がる超多重CFが構築されました。正確な数はまだログからの確認中ですが、世界記録であった112重は越えて、最大116重まで到達したようです。こちらの作戦には私も参加しました。
▲赤坂と晴海埠頭を結中央通から隅田川テラスまでのびた巨大CF。真っ青です。
▲晴海埠頭側の底辺の様子。4つの底辺をつくりそれぞれを重ねることによる多段多重CFとなっています。また単純な底辺構築から頂点を伸ばしていくたけのこ多重ではなく、底辺側からSoftbankUltraLinkを使った底辺側から頂点へ向かうアウトリンクで構築されました。
▲作戦終了後約1日の間、底辺が無くなってもスキャナー上から多重CFが消えない状態になっていました。サーバ側がその負荷と複雑な計算でうまく処理ができなかったようです。
こちらの作戦については、大規模作戦がどのようにして行われるのか、ということをその準備から後始末まで今後数回にわたってご紹介します。
・8/28夜 川崎チネチッタのスーパーノヴァ
29日の21時過ぎ、神奈川県は川崎市の川崎駅からほど近い川崎チネチッタを中心としたスーパーノヴァが展開されました。
▲リンク数は300越え。
寝静まった時間ではなく21時というまだまだ賑やかな時間帯で川崎の中心で作られたということでお見事でした
・8/29未明 小笠原へのスーパーノヴァ
日付が変わって29日の1時頃、日本各地の太平洋沿岸部から小笠原へ向けてリンクが張られました。
▲こちらも各地から小笠原にむけてのアウトリンクで構築されていました。
主催の方の速報
https://plus.google.com/104308612806774075503/posts/14uECRz8GYC
こちらの作戦の凄いところは小笠原のキーを全国各地へ配布できるその組織力ですね。こちらもお見事でした。
◆レベル16に到達したらどうなるの?
2015年8月現在の『Ingress』ではエージェントレベルの最高が16となっています。日本国内ではEnlightenedのirmareさんが最初に到達してから、昨年12月のDarsanaの時は壇上に上がったのは10名ほど、3月のShoninでは30名ほど。そして現在では既に200人以上のエージェントがレベル16に到達しています。レベル16になったら参加できるGoogle+の公開コミュニティもあって日本各地の様々なエージェントが誘われ参加しています。私も到達直後に招待されました。
レベル16になるとレベル自体の上昇がなくなってしまうため、途端にわかりやすい目標が失われます。そのモチベーションを維持するためにみなさん実績やAP稼ぎなど、さまざまな取り組みをされています。
・今後来ると言われているさらなるレベルキャップ開放(レベル24と言われています)のためにまだまだ実績を積み重ねていく方。特にすべてのメダルをPlatinum以上にすることに取り組んでいる方はかなりいらっしゃいます。レベル16になってもメダルにGOLDが普通に存在することがほとんどなので、Platinum以上に染めたくなるのがエージェントなのでしょう。ただ、そこでネックになるのは停止されているSeerと勧誘しないといけないRecruiterですが……。
・陣営問わず、クロスファクションでの飲み会を開催する方。みなさん同じゲームを楽しむ仲間なので、実際に会っていろいろな「あるある体験」を話すのが楽しいです。
・見知らぬ土地へ訪れる(そしてUPCをゲット)する方。自分の活動範囲であってもまだまだ見知らぬ場所がたくさんあります。そういったところを回っていくだけでも色々な発見、出会いがあります。ちょっと半年行かなかっただけで山のようにポータルが増えていた、なんてことも頻繁におこっていますしね。
・普段のウォーキングアプリとして活用されている方。スキャナーを立ちあげて歩くことが日課になっていて健康管理として、ダイエットのために続けている方も多数います。ウォーキングの後の食事が美味しい! という方もいてそれは健康管理としてどうなのよ? と思うこともありますが!
・APを稼いで突き進む方。今日本で一番APを獲得しているのは、それまで日本でTOPだったEnlightenedのIrmareさんを抜き、ResistanceのBago3791さんです。8月末時点での獲得APは1億9000万を超えており、近日中に2億AP達成も間近。先日は月間獲得APでも世界で1位となるなどものすごい活躍をされています。日本だけでも1億APを超えている方は10名以上いるようです。
・様々な作戦を積極的に進める方。私も参加した先日の超多重CFもそうですが、みんなで何かを成し遂げることに積極的な方は沢山います。これは普段の活動とはまったく違うことを行なうこと、みんなでやる一体感が楽しいからですね。
▲ニュージーランドを沈めたResistance。国を超えた連携はものすごい一体感があります。
私の場合、まずは未だに色々な発見があることですね。自宅周辺でポータル申請しきったと思っていた場所でも、未だに新しいポータルが増えています。こんな建物があったのか、こんな展示があったのかと関心することばかりです。そして新しい出会いがあること。私は積極的にリアルキャプチャ(実際にプレイしている方を見つけて挨拶する)を行なっています。嫌がる人には無理強いしませんが、話しかけると気さくにかえしてくださる方々が圧倒的に多くて、しかもみなさん私のことをスキャナー上やGoogle+上で知ってくださってることが多く、それが嬉しいのです。人と人とのつながりって非常に大事なものと思っていて、その可能性がどんどん広がっていく『Ingress』って凄いと思っています。
ということで、レベル16になっても様々な楽しみ方を『Ingress』は提供してくれています。