岩手県とモバイルファクトリーが連携協定を締結。第1弾は『駅メモ!』コレボを年末から開催!

 岩手県と株式会社モバイルファクトリー(以下、モバイルファクトリー)は、岩手県の地域活性化に協力して取り組んでいくことを発表。10月5日に東京都の都道府県会館にて連携協定締結式が行われた。

締結式
▲左 岩手県副知事 千葉茂樹氏、右 モバイルファクトリー代表取締役 宮嶌祐二氏。

 内容は、Android/iOS用ゲームアプリ『ステーションメモリーズ(以下、駅メモ)』及び『駅奪取』等の特性を生かし、岩手県内の観光・文化等の地域情報の効果的な発信、及びゲームユーザーの満足度の向上において双方が協力するというもの。

 その第一弾として、『駅メモ』にて2015年12月から、岩手県の食、宿、土産などの観光情報をまるごと詰め込んだキャンペーンを開始する予定だ。詳細はまだ未定だが、プレイヤーの成績によっては、岩手県の物産品のプレゼントも贈られるという。

 モバイルファクトリーは、これまでにも都会、地方に関わらずゲーム×地域のコラボイベントを開催してきたが、地方創生を目的に自治体と協業するのは初めて。モバイルファクトリーの代表取締役の宮嶌氏は、岩手県の魅力をゲームを通して発信することで、これまでゲームをプレイしていなかった新規ユーザーの獲得などにつなげ、双方で盛り上がっていくようにしたいと、「ゲームで地方を元気に!」をキーワードに今後も地方活性化への取り組みを行う企業とも協力したいと意欲を語った。

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 岩手県副知事の千葉氏は「何よりも現地に来ていただけるのが一番の復興支援、ゲームに岩手県がまるごと協力することで効果的な情報発信を実現し、地域活性化につながることを期待したい」として、今回の取り組みに対して積極的な姿勢がうかがえた。

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 会場には、盛岡のご当地キャラクター“そばっち”や“岩手まるごとおもてなし隊(以下、おもてなし隊)”も駆けつけ、今回の取り組みを応援。盛岡の岩洞湖ワカサギ釣り、県北のざしきわらし伝説、沿岸地域の毛ガニ祭りとそれぞれの地元の魅力をPR。やさしい響きの方言と、そばっちのアクションに会場も癒されていた。

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 最近は位置ゲームのプレイヤーも増え、ゲームをきっかけに観光がてら各地を訪れる人も珍しくなくなってきた。今後の位置ゲームの可能性も含めて、これからの展開に注目していきたい。

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