【リズムゲームめった打ち】『Tone Sphere』360度縦横無尽の空間でめった打ち! 難曲『UFD』(MASTER)にチャレンジ!


 つーえるでございます。今回もどうぞよろしくお願いいたします。今回は2012年にリリースされたリズムゲーム『Tone Sphere』を紹介していきたいと思います。少し前のゲームですが、クオリティの高さは折り紙つきの一作です。

◆自在に動く3Dの背景と「スフィア」


 タイトルメニューの「Press/Start」をタップすると選曲画面に入ることができます。こちらは初心者~中級者向けです。ムズいのが好きな方は画面右をタップして「Solarsphere」を選んでスタートしましょう。慣れていないと比較的易しいとされる譜面でも本当に難しいので、リズムゲームに慣れているかたも、最初は簡単そうな曲からクリアしていきましょう。


『Tone Sphere』は画面奥から現れる「スフィア」と、手前にあるフレームが重なったタイミングでタップしていくゲームです。スフィアにもいくつか種類があり、ホールド(長押し)するもの、タップだけでなくスライドするもの、スライドの方向が決まっているものなどがあります。

 縦横無尽に画面が動くのがこのゲームの特徴で、曲とシンクロした3D背景の演出とともに、スフィアの位置も変化します。うまくプレイすると画面下に★が溜まっていきます。この★が曲終了時に2個以上あればクリアです。

 判定はPerfect、Great、Way Off、Missの4種類で、Miss以外はコンボがつながります。ほかのリズムゲームに比べるとPerfect判定は広い部類でしょう。

◆多彩なオプション!


 このゲームはオプション画面で、ユニークな設定を変更できます。まず「Touch Effect」ではタップした時の音を設定できます。 さらに、再度選択するとタップ音の音量を調整できます。実際のタップとタップ音のラグが気になるというかたはタップ音をオフにしましょう。ちなみに僕はタップ音「E」を使っています、Perfect以外の判定が出た時に音でわかりやすいのでお試しあれ!

「Extra Effects」の項目は「Shakycam」をオンにして、プレイ中に端末を回転させると、なんとその動きに応じて背景や譜面が回転します! 新しい! ちなみに「Harlem shake」をオンにしてプレイすると、プレイ中譜面がぐるんぐるん回ってひどい目に遭うことができます。一度お試しください。

「Speed」はスフィアの出現するスピードが変化します。何度やっても出現順がわかりづらいときはプラスに、スフィアが出てくるタイミングが早く感じたらマイナスにしてみましょう。

 そしてリズムを判別するために、オプション「Appearances」では「Default」から「Rhythm」に変更することをおすすめします。こうするとスフィアの色がリズムに応じて変わります。4分音符単位だと赤、8分音符単位だと青、16分だと黄色、3連符系のリズムは紫色といった具合です。

◆収録曲もガチ!

 この『Tone Sphere』というゲームをリリースしたSta氏は、なんと音楽だけでなくイラストや映像まで手がけるかたで、自身の作品がこのゲーム内でも多数使われています。曲は、本格派ダンスミュージックを中心に、今となってはほかのリズムゲームでも楽曲を提供している方々の曲が多数収録されています。

 隠し曲や隠し譜面を解禁するためには★を集める必要がありますので、まずはたくさん曲をプレイして、★を集めましょう!

◆レベル11「UFD」MASTER譜面をプレイ

 さて、今回挑戦した高難度譜面は『UFD』のMasterです。僕の大好きな曲のひとつです。オプションでタップ音の音量を小さめにして、サブベースの音が聴こえるヘッドホン、イヤホンで迫力を体感してほしいです。下がフルコンボ動画になります、ご覧ください。

 このゲームでは、なんとAUTOPLAYを見ることができます(曲選択時に4本指で決定するとAUTOPLAY)。リズムや(ある程度の)スフィアの順番はそれで覚えられるので、ここではおもに動画での運指について解説していきます。

・0:25~
 押しかたをうまく考えなければ押しづらい配置です。逆のV字を描くような順番になっているため、動画では3つを左手→ふたつを右手(2回目は3つを右手→ふたつを左手)で、中指~親指を使って押しています。

・0:40~
 左右交互の配置ですが、下から順番に縦に並んでいます。これが3回繰り返しになっているため、繰り返しの瞬間、下側のスフィアを叩く際に遅れないように気をつけましょう。動画では遅れないよう下側は親指で、上側は中指でタップしています。

・0:57~
 四方に矢印のついたスライドスフィアが出てきますが、ここではちょっとズルい技を使っています。スライドスフィアは通常のスフィアより判定が広めなのですが、それでもこのような連続で複雑な配置だとミスや遅れが怖いものです……そこで思いついたのが「指2本で同時に処理」。指を2本並べて、スライドスフィアも同時にタップするように押してすぐスライドするという荒技です。しかしながら、これが通用しない配置もあります(後述)。

・1:15
 右下のほうに凄まじい配置のスライドスフィアが出てきます。はじめ、僕は終わりの通常スフィアを左手で叩いて負担を減らす作戦に出ようとしましたが、タッチパネル式のリズムゲームは指同士が近づきすぎた状態だと反応しないという性質があるため、ミスを誘発しやすいのです。最後のタップの直前までリズムよくスライドし一瞬だけ離して、通常スフィアをタップ、これをすべて右手の指1本で行なうのがベストだと思います。

・1:19~
 またも四方に矢印の付いたスライドスフィアが出てきますが、さきほど(0:57~)のパターンとは違い、スライドスフィアのすぐそばに、裏拍でスフィアが置いてあります。指2本同時処理戦法を行なうと、そのスフィアが早く反応してしまい、GreatどころかWay Offが出てしまいます。ここは素直に指1本でスライドして処理しましょう。そして、スライドした手が忙しくならないよう裏拍のスフィアは逆の手で取るのが理想です。いきなり実践するのは難しいと思いますが、慣れてきたら手の動きが楽になります。

・1:20~
 ここがこの曲で一番複雑な配置かと思われます。まず右上から左に向かって弧を描くスライド、そして中心から上へ下へと2連続スライド、直後左下から上に向かって4連タップ、さらにその次の配置は右下という始末……脳の処理能力に頑張ってもらいましょう。

 動画のやりかたでは、まず右手で弧を描くスライドを処理します。2回あるスライドは指2本同時戦術で左親指、人差し指で上スライド、右手で同じように下スライドを取ります。直後の4連タップは左手から入り、その後の右下のスフィアを左右左左で拾います。左左の部分の運指は中指→人差し指です。

・1:25
 1拍で6回タップ(いわゆる24分)という速さです。最後は両脇、下のほうでふたつ同時押し。とにかく速さに簡単に追いつく方法は運指力! と考えている僕は両手の親指→人差し指→中指で6つ処理し、親指で最後の同時押しを処理しています。

・1:40~
 やたらたくさん矢印と同時押しが見られますが、ここも指2本同時戦術で簡単に! 下から順番に4分音符のリズムでスフィアが置かれていますが、中心から外側に払うように処理してみると「こんなに簡単に取れていいのか!」と思うほど簡単できます。

・2:02
 とにかくリズムが複雑です。まず16分裏拍から入り、ギザギザにスライドが配置されています。動画では左手のみで処理していますが、矢印のないスライドスフィアは方向指定がないので、やりかたにとらわれず、さまざまな取り方を試してみてください。

 その次に3つスフィアが置かれていますが、正直ここのリズムは僕も確証がないままです。曲やAUTOPLAYのタップ音を聴いて、やり込みましょう。

 以上、譜面の配置の自由度が高いゲームなので、解説のポイントが非常に多くなってしまいました。めった打ち譜面の楽しさに、本格派ダンスミュージックとハイクオリティな画面が相まってとてもいいリズムゲームとなっております。ぜひ一度プレイしてみてください!