【Ingress情報局・TAPPLI支部】#Abaddon台湾の結果を分析! 沖縄戦に備えよ!/3周年メダル「Vanguard」とAP2倍キャンペーン!!

XMアノマリーの前半戦である01から03までが終了しました。地域によってその戦略が大きく違って興味深いものになっています。今回はそのあたりをまとめたいと思います。

◆3周年記念のVanguard Medalを12月1日以降に配布!

台湾アノマリーアフターパーティーで電撃発表された3周年記念のVanguard Medal(バンガードメダル)。その詳細が発表されました。

★Vanguard Medal

 12月1日時点(おそらく日本時間で深夜)に以下の条件に到達していることで付与されます。

Bronze:レベル3以上
Silver:レベル9以上
Gold:レベル13以上
Platinum:レベル15以上
Onyx:レベル16

 2周年のときのInnovatorメダルよりもレベル条件が厳しくなっています。これはこのメダルを手に入れることでレベルアップしてしまうことをなるべく減らしているのかな? という印象です。
 Founder(ベータテスト参加者)、Innovator(2周年)、そして今回のVanguard(3周年)の各メダルを見ることで、そのエージェントがいつから、どれくらいのペースでIngressをやっているかがわかることになりますね。

◆3周年追い込みキャンペーン(?) AP2倍期間スタート!

 Vanguard Medal配布を前に、11月17日から12月1日までの2週間の間、AP2倍キャンペーンが始まりました。
 Vanguard Medalの配布条件に微妙に足りていない人は追い込みを頑張ることになりますね。
 レベル15になりたての人がVanguard MedalのOnyxを目指すのが一番大変かもしれません。APで1600万稼がないといけないですから……。

◆XMアノマリー アバドン開催! その結果は?

 11月14日、XMアノマリー・アバドンが世界3か所を中心として開催されました。特に日本からの遠征者が多かった台湾・新北市の結果から状況をまとめます。

★ボラタイルポータルの確保で決定的な差が生まれる

 アノマリーでは各計測ポイント内のポータルの奪い合いを行ないますが、中でも得点が高いボラタイルポータルというものがあります。通常のポータルに対して4倍の得点が設定されているため、いくら通常ポータルをたくさん確保しても、ボラタイルポータルが確保できなければ得点差をつけることができません。計測時間内ではどれがボラタイルポータルなのかは見た目からはわからないのですが、今回の新北市においてはボラタイルポータルの表示が早朝に行なわれ、現地並びにIntelmapにおいて両陣営がその場所を確認し、それを現場へ伝えるということが行なわれました。

ボラタイル
▲日本時間の当日2時ごろから表示されはじめたボラタイルポータル。Intelmap上でもこのように見えていました。私も微力ながら確認作業を行ないましたが、次々に表示が切り替わっていったため正確に見切るのはなかなか困難でした。今回の結果は、この先行情報の取得精度と数と伝達力の差も現れたのかもしれません。

 またイベント当日はデッドドロップというボラタイルポータルを示した資料が現地のどこかに隠されるのですが、Niantic Labs.の川島さん曰く、すべてのデッドドロップをEnlightenedが確保したそうです。これだけですべてを圧倒しており、Enlightenedの勝利はゆるぎないものとなりました。

実際の確保数は以下のとおりです。
第1計測時間 Resistance:12 Enlightened:50
第2計測時間 Resistance:12 Enlightened:54
第3計測時間 Resistance:10 Enlightened:59
第4計測時間 Resistance:22 Enlightened:48
合計  Resistance:56 Enlightened:211

 4倍の得点差があるボラタイルポータルを、さらに4倍確保しているため、ここだけで決定的な差が生まれました。Enlightenedの組織力が圧倒的に上回っていたことを裏付ける結果だと思います。

 またこのほか、「計測前からスーパーノヴァを実施する」「CFを作り得点を稼ぎ出す」という点においてもほぼすべてにおいてEnlightenedがResistanceを上回り、結果としてアジア圏のXMアノマリーはダルサナ以降、Enlightenedが圧倒し続けることになりました。

★超巨大CFで力の一端をみせたResistance

 一方でResistanceもやられっぱなしではありません。開始直前の14時前、台湾だけではなく、日本から韓国、中国、ベトナム、フィリピンまでをも覆いかぶさる超巨大なCFが現れ、青のフィールドで沈めました。

巨大CF
▲これは最初のCFですが、このあと多重化されてフィールド内の道路が見えなくなるくらい濃い青に染まりました。※こちらのスクリーンショットはResのKogourouさんから転載許可頂きました。

 このCFは第一計測時間終了まで維持できたため、第一計測時間の得点差が他の計測時間よりもよりも小さくなっています。

第一計測(Measurement 1)結果
https://plus.google.com/+Ingress/posts/ios1QvExZkh
Resistance:919 Enlightened:1164

 過去のアジアのアノマリーではEnlightenedの巨大CFばかりが目立ち、Resistanceは悔しい思いをしてきたと思いますが、今回、アジア地域では過去に例をみない規模でのCFを作ったことにより、Resistanceもこれだけの作戦が遂行できることを示したと思います。

★公式最終結果

https://plus.google.com/+Ingress/posts/LJiWTDevmPD

 台湾・新北市のXMアノマリーの結果は、すべての計測時間帯においてEnlightenedの圧勝に終わりました。

◆台湾以外の結果は? ドイツ・ハンブルグとアメリカ・ニューオーリンズの戦い

 14日は台湾・新北市だけではなく、ドイツ・ハンブルグとアメリカ・ニューオーリンズでもXMアノマリーが開催されました。それぞれハンブルグがアバドン02、ニューオーリンズがアバドン03と呼ばれます。

★ハンブルグ公式結果

Resistance:8939 Enlightened:4326

https://plus.google.com/+Ingress/posts/YCKSXzCCbiC

 こちらは台湾とまったく逆の結果となっており、すべてにおいてResistanceが圧倒しました。
 前回でのアノマリーでもそうだったのですが、ドイツのResistanceに強さは際立っています。チームの人数も日本とは比べ物にならないくらいいたそうですが、人数だけではなくその組織力も素晴らしいものだったようです。

★ニューオーリンズ公式結果

https://plus.google.com/+Ingress/posts/jRgMHs7KSWV
Resistance:5924 Enlightened:4601

 こちらは最後まで比較的接戦でした。Enlightenedが最後まで優勢に進めていましたが、Resistanceがサテライトサイトで発生したXMシャードを4つ見事にゴールまで運び込み、600点×4個の2400点を獲得し、大逆転を決めました。ただ単にXMシャードをゴールに放り込んだだけではなく、その後巨大CFを作成し、EnlightenedのLinkやCFを壊しまくることで相手の得点を削るという広域と現地の連携も見事に決まった形だと思われます。そもそも多くのエージェントがXMシャードをゴールまで導けると思っていなかったところに、この結果を突きつけられたため、今後の戦略に大きな影響を与えたことでしょう。

 さて前半戦の結果としてはResistance2勝、Enlightened1勝となりました。現在の得点は

Resistance 9(フラッシュシャード3勝(3点) XMアノマリー2勝(6点)
Enlightened 4(フラッシュシャード戦1勝(1点) XMアノマリー1勝(3点)

となります。

 残りは12月12日の沖縄を含むXMアノマリー3戦です。この日の戦いは1戦4点です。そのため3戦中Resistanceが1勝でもすれば最低でも13対12となりアバドンシリーズとしてのResistanceの勝利となります。Enlightenedが全勝してXMアノマリーシリーズとしての悲願の勝利を手にすることができるのか、はたまたResistanceが防衛するのか、その結果の一端は沖縄次第となることになりました。各陣営のこれからの準備が見ものですね。